梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

梅之旅日記’08 ぽっぽ ぽっぽ…

2008年07月13日 | 芝居
直江津で感動の魚尽くしを味わった翌日、12日は【上越文化会館】での2回公演。
ずいぶん巡業に出た私ですが、この会館は初めて。先輩方も同様でしたから、この地での歌舞伎公演はそれほど多くはないのかもしれませんね。楽屋も舞台もとても使いやすい劇場。あの「魚苑 にんじん」に再びお邪魔するためにも、これからはどんどん直江津公演を増やして欲しい…というのはまさに本末転倒でして…。

終演後は貸し切りバスで約2時間かけて新潟入り。
明けて本日は【新潟県民会館】での2回公演。こちらは度々お邪魔しているところです。
今日はたまたま、会館すぐ隣の白山神社のご祭礼日で、出店が並び大勢の人手。本日の昼食が、屋台の焼きそばやお好み焼きだったという人は結構いらっしゃいました。
私も昼公演がおわってから足を運び、本殿に参拝してから出店をひやかしお好み焼きで昼ご飯。初めて目にした<ぽっぽ焼き>なる焼き菓子を楽屋のお土産に帰りましたが、黒糖の味がどこか懐かしい、もちもちの焼き菓子でございまして、ひと袋30本(これで1,000円)をケータリングサービスのところに置いておいたら、あっというまになくなりました。
なんで「ぽっぽ」っていうのでしょう? ご存知の方はお教え願います。

…境内の池の蓮がちょうど開花時期のようでした。朝見に行ったら綺麗に咲いたのを見られるのでしょうが…。

今日も新潟泊。明日は3時間半のバス移動で山形へ入りますが、体力がもつでしょうか。