『江戸城の刃傷』『御浜御殿綱豊卿』の<初日通り舞台稽古>と、『仙石屋敷』の<総ざらい>でした。
『江戸城の刃傷』。大変緊張いたしましたが、ここでカッカと舞い上がってしまっては、周りの状況が見えなくなるし、相手に“合わせる”こともできません。落ち着いて、落ち着いて…と心にいい聞かせながら勤めた<つもり>ですが、稽古場とは違い、大紋に長袴という出で立ち、本身の刀(もちろん刃はひいていません)を手にした内匠頭を、歌舞伎座の大舞台の上で押しとどめるということに、こんなにも体力気力が必要なのかと思うくらい、総身に汗をかきました!
未熟者ゆえ、いたらぬところは多々あることと自覚しておりますが、「この(内匠頭の)手を離したら、再び狼藉が起こるかもしれない」という必死の気持ちは、なんとしても大事に勤めたく思っております。
『御浜御殿綱豊卿』の奥女中。先日も申しましたように、本年最初の女役です。久しぶりに女形の化粧をしましたが、幸い白粉のノリもよく一安心でした。しばらく鬢付け油を使っていないと、肌に馴染んでくれなくなるんですよ…。
幕開きの<綱引き>のみの出演ですが、20年ちかく前にやったきりの、運動会のそれとは違い、女同士でする遊び気分のものですので、いざ舞台でやってみますと、勝手がわからず難儀をしました。囃し声、嬌声、歓声、とにかく明るく賑やかな“お浜遊び”の雰囲気が出るよう、心から楽しく演じられるよう、早く慣れたいものでございます。
『仙石屋敷』。総ざらいを拝見しながら、明日の舞台稽古を脳内でシュミレーション。師匠演じる伯耆守の登退場のきっかけ、衣裳替えの場所、小道具等々…。なにしろ私にとって直接の記憶がない芝居。先年の国立劇場上演の伯耆守は大和屋(三津五郎)さんでいらっしゃいましたが、お弟子の方が当月ご一緒ですので、記録ビデオを見ただけではわからないところを伺わせて頂いております。
それにしても、稽古場にズラリ47人の浪士が並んだ光景は壮観ですね。
『江戸城の刃傷』。大変緊張いたしましたが、ここでカッカと舞い上がってしまっては、周りの状況が見えなくなるし、相手に“合わせる”こともできません。落ち着いて、落ち着いて…と心にいい聞かせながら勤めた<つもり>ですが、稽古場とは違い、大紋に長袴という出で立ち、本身の刀(もちろん刃はひいていません)を手にした内匠頭を、歌舞伎座の大舞台の上で押しとどめるということに、こんなにも体力気力が必要なのかと思うくらい、総身に汗をかきました!
未熟者ゆえ、いたらぬところは多々あることと自覚しておりますが、「この(内匠頭の)手を離したら、再び狼藉が起こるかもしれない」という必死の気持ちは、なんとしても大事に勤めたく思っております。
『御浜御殿綱豊卿』の奥女中。先日も申しましたように、本年最初の女役です。久しぶりに女形の化粧をしましたが、幸い白粉のノリもよく一安心でした。しばらく鬢付け油を使っていないと、肌に馴染んでくれなくなるんですよ…。
幕開きの<綱引き>のみの出演ですが、20年ちかく前にやったきりの、運動会のそれとは違い、女同士でする遊び気分のものですので、いざ舞台でやってみますと、勝手がわからず難儀をしました。囃し声、嬌声、歓声、とにかく明るく賑やかな“お浜遊び”の雰囲気が出るよう、心から楽しく演じられるよう、早く慣れたいものでございます。
『仙石屋敷』。総ざらいを拝見しながら、明日の舞台稽古を脳内でシュミレーション。師匠演じる伯耆守の登退場のきっかけ、衣裳替えの場所、小道具等々…。なにしろ私にとって直接の記憶がない芝居。先年の国立劇場上演の伯耆守は大和屋(三津五郎)さんでいらっしゃいましたが、お弟子の方が当月ご一緒ですので、記録ビデオを見ただけではわからないところを伺わせて頂いております。
それにしても、稽古場にズラリ47人の浪士が並んだ光景は壮観ですね。