梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

第19回『合同公演』無事におわりました

2013年08月28日 | 芝居
ご報告が遅れて申し訳ございませんでしたが、第19回『稚魚の会・歌舞伎会 合同公演』は5日間6回の公演を無事に終えることができました。
20日の千穐楽後は、反省会やら御礼の御挨拶に伺ったりなどいたしておりますうちに、アッという間に1週間がたってしまいました(上方歌舞伎会にも伺うことができました)。
『合同公演』では珍しい、シングルキャストでの公演は、なんといっても6回も場数が踏めたということで、これまでのような「落ち着いた頃が千穐楽』ということもなく、出演者皆々、後半はかなりゆとりを持って、冷静に勤められたと思います。
また2回公演は土曜のみでしたので、体力的にも負担が少なく、有難いことでございました。

とはいえ、これまで以上に若手が中心となっての一座でしたし、思い切ってその若手たちが大きいお役に挑戦した演目もございましたので、未熟不鍛錬、いたらぬ所多々あったかと存じます。こちらも重々反省いたしておりますが、ご批判をどんどん頂戴したいと存じます。
この夏得たものを、普段の舞台に活かし、それをまた来年の勉強会に活かせるよう、それぞれが自覚を持って日々精進して参ります。何卒今後とも、貴重な勉強の場である『稚魚の会・歌舞伎会 合同公演』をご支援下さいますよう、お願い申し上げる次第でございます。

また、お暑い中、連日ご懇切なるご指導を下さった講師の方々、竹本、長唄、お囃子ご連中、そして大道具・小道具、照明をはじめとするスタッフの皆様に、この場をお借りいたしまして、改めて御礼申し上げます。本当に有難うございました。

       ◯

9月は師匠とともにお休みでございます。
10月の歌舞伎座より、心機一転勉強して参ります。
何卒よろしくお願い申し上げます。


ご案内です

2013年08月08日 | 芝居
わが町押上にございます酒処、『押上文庫』さん。
こじんまりした空間で、おいしいお料理と日本酒を、素敵な器で楽しめます。

また、お店の2階を利用して、歌舞伎のSP版録音を蓄音機で聴く会や、女流義太夫さんの演奏会を開催するなど、
和のイベントに熱心に取り組んでもいらっしゃいます。

この『押上文庫』様が、一連の催しの一環として、間もなく開催の『第19回 稚魚の会 歌舞伎会 合同公演』にむけての、
出演者の意気込みなどをお話しさせて頂く集まりを開いてくださることになりました。

8月10日(土)午後6時 開始(開場 午後5時半)
『押上文庫』 2階にて
出席俳優 中村梅之 中村京珠 坂東三久太郎 (予定)

1時間程度を予定しております。
その場の雰囲気を大事にして、私どもの立場で申し上げられる範囲で、
勉強会のこと、上演する演目のこと、あるいは研修生だったころの話なども、
お伝えできればと思っております。

日が迫っており申し訳ございませんが、
もしご都合よろしかったら、是非お足をお運び下さいませ。
スカイツリーも綺麗にライトアップされている時間です。

詳細につきましては、『押上文庫』様のホームページを御覧下さい。

お申し込みは
08051754057 (押上文庫 竹下様)
までお願いいたします。

何卒よろしくお願い申し上げます。

※参加費を頂戴いたしますが、これは『押上文庫』様の会場諸経費でございまして、
私ども俳優の営利目的では一切ございませんので、この旨、あらかじめお断り申し上げておきます。

熱い夏がやってまいります!

2013年08月01日 | 芝居
お陰様で夏の巡業も無事終わりまして、月末は実家で久しぶりの完オフを満喫いたしました。

いよいよ8月となり、「勉強会の夏」が始まります!
あと2週間ちょっとで開幕です。稽古も仕上げの段階となり、より熱のこもったものになるかと存じます。
ただただ、ご指導下さる方々からの教えに忠実に。真摯に謙虚に勤めます。
どうかご声援のほど、お願い申し上げます。

チケットセンターでの一般前売りも追い込みでございます。
残席状況は日々更新されております。まだまだ良い席がある回もございますので、是非お確かめ下さいませ。
くどうはございますが、沢山の方々においで頂き、沢山のご意見、ご叱責を賜ることが、
我々にとっての一番の薬でございます。
何卒皆様、お誘い合わせの上、ご来場賜りますよう!

チケットはこちらからどうぞ。