2008年もあとわずかですね。
私のこの1年を、振り返ってみます。
1月 歌舞伎座 『猩々』裃後見/『助六』揚巻付き振袖新造
2月 歌舞伎座 『忠臣蔵七段目』仲居/『鏡獅子』裃後見
3月 歌舞伎座 『春の寿』「萬歳」着付後見/『吉田屋』仲居
三津緒の会 『海士』着付後見
4月 御園座 『源太勘当』腰元/『大川の隠居』長谷川家の女中/
『閻魔と政頼』裃後見/『浮名横櫛』貝拾いの女
5月 歌舞伎座 『青砥稿花紅彩画』「初瀬寺」腰元
6月 博多座 『娘道成寺』所化/『髪結新三』通行の女
7月 公文協巡業 『神田祭』着付後見
8月 囃子の会 『鶴亀』着付後見
《音の会》 『弁慶上使』義経の室卿の君
《合同公演》 『勢獅子』芸者おひろ
9月 公文協巡業 『勧進帳』裃後見
10月 国立劇場 『大老』井伊家上屋敷の侍女/下屋敷の侍女
11月 歌舞伎座 『吉田屋』仲居
勘次の会 『山姥』後見
12月 歌舞伎座 『高時』侍女露芝/『籠釣瓶』九重付き振袖新造
<腰元率><仲居率>が高かったかな(吉田屋は2度も!)。こういうお役は女形の基本ともいっていいようなものですから、女形2年目の年に続けて勉強できたのは有難いことでしたが、基本なだけに難しかった~。とある先輩のお言葉「あるときは芝居して、あるときは背景に」の言葉の重み…。修行の道のりは遠く長いです!
『七段目』での<見立て初体験>、3月、11月の『吉田屋』での計50回の<病鉢巻き外し>も、深く心に残りました。お役ではありませんが、2月『青柳硯』で、蛙の仕掛けを一から考えたことも、苦労もありましたがよい思い出です。
後見も数多く勉強させて頂きました。
毎度申し上げることながら、やるたびに難しくなってくる、その怖さがわかってくる仕事です。先輩方のような、その場の空気、曲の流れと一体になっているような、そんな存在(いや、存在すら気がつかれないのが本物なんでしょうが…)に早くなりたいと思いますが、まずはもっともっと場数を踏んで、技術を磨いて度胸をつけて!
『勧進帳』富樫の後見が100回を越えたのが、今さらながら(そんなになるんだ…)と感慨がありました。
子役さんのお化粧を担当させて頂くことも多うございました。1月『助六』禿、5月『渡海屋』安徳帝、6月『髪結新三』『弁天小僧』の丁稚、9月『葛の葉』安倍の童子…。
その役<らしく>見えるように、眉、目張り、唇、顔の色みを、それぞれ変えてゆかねばなりませんのが、本当に勉強になります。可愛いお子さんたちから元気なエネルギーをもらえたのもウレしかったなァ。
…ともあれ今年も12ヶ月休まず舞台に立てた! 有難いことでございます。
ここには書かなかった数多くの反省点を忘れずに、来年はもっと高いところへ自分を持って行けるよう努力します。
あ、青汁はちゃんと続けてますからね。
それでは皆様、よいお年をお迎え下さい!
私のこの1年を、振り返ってみます。
1月 歌舞伎座 『猩々』裃後見/『助六』揚巻付き振袖新造
2月 歌舞伎座 『忠臣蔵七段目』仲居/『鏡獅子』裃後見
3月 歌舞伎座 『春の寿』「萬歳」着付後見/『吉田屋』仲居
三津緒の会 『海士』着付後見
4月 御園座 『源太勘当』腰元/『大川の隠居』長谷川家の女中/
『閻魔と政頼』裃後見/『浮名横櫛』貝拾いの女
5月 歌舞伎座 『青砥稿花紅彩画』「初瀬寺」腰元
6月 博多座 『娘道成寺』所化/『髪結新三』通行の女
7月 公文協巡業 『神田祭』着付後見
8月 囃子の会 『鶴亀』着付後見
《音の会》 『弁慶上使』義経の室卿の君
《合同公演》 『勢獅子』芸者おひろ
9月 公文協巡業 『勧進帳』裃後見
10月 国立劇場 『大老』井伊家上屋敷の侍女/下屋敷の侍女
11月 歌舞伎座 『吉田屋』仲居
勘次の会 『山姥』後見
12月 歌舞伎座 『高時』侍女露芝/『籠釣瓶』九重付き振袖新造
<腰元率><仲居率>が高かったかな(吉田屋は2度も!)。こういうお役は女形の基本ともいっていいようなものですから、女形2年目の年に続けて勉強できたのは有難いことでしたが、基本なだけに難しかった~。とある先輩のお言葉「あるときは芝居して、あるときは背景に」の言葉の重み…。修行の道のりは遠く長いです!
『七段目』での<見立て初体験>、3月、11月の『吉田屋』での計50回の<病鉢巻き外し>も、深く心に残りました。お役ではありませんが、2月『青柳硯』で、蛙の仕掛けを一から考えたことも、苦労もありましたがよい思い出です。
後見も数多く勉強させて頂きました。
毎度申し上げることながら、やるたびに難しくなってくる、その怖さがわかってくる仕事です。先輩方のような、その場の空気、曲の流れと一体になっているような、そんな存在(いや、存在すら気がつかれないのが本物なんでしょうが…)に早くなりたいと思いますが、まずはもっともっと場数を踏んで、技術を磨いて度胸をつけて!
『勧進帳』富樫の後見が100回を越えたのが、今さらながら(そんなになるんだ…)と感慨がありました。
子役さんのお化粧を担当させて頂くことも多うございました。1月『助六』禿、5月『渡海屋』安徳帝、6月『髪結新三』『弁天小僧』の丁稚、9月『葛の葉』安倍の童子…。
その役<らしく>見えるように、眉、目張り、唇、顔の色みを、それぞれ変えてゆかねばなりませんのが、本当に勉強になります。可愛いお子さんたちから元気なエネルギーをもらえたのもウレしかったなァ。
…ともあれ今年も12ヶ月休まず舞台に立てた! 有難いことでございます。
ここには書かなかった数多くの反省点を忘れずに、来年はもっと高いところへ自分を持って行けるよう努力します。
あ、青汁はちゃんと続けてますからね。
それでは皆様、よいお年をお迎え下さい!