梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

歌舞伎座最後の稽古場だより・2

2010年03月31日 | 芝居
『助六由縁江戸櫻』が<附総>で、『熊谷陣屋』が<総ざらい>でした。

『助六』では12年ぶりの“居残り新造”。当月が芸名を名乗っての初舞台となる19期修了生(もう研修生とは呼べません)も一緒です。当然ながら彼らは初めて勤めるので、改めて段取りを確認し、打ち合わせをいたしました。
とはいえ毎度毎度のことながら、劇場ロビーでの稽古では舞台の実寸通りに動けるはずもなく、結局は明日の<初日通り舞台稽古>でやってみないことには…というわけで、少々ドキドキもしておりますが、まずは素稽古も無事に済みました。

よくよく思うと、1時間余舞台におりました。あんまり帯はきつく締められませんね…。

歌舞伎座最後の<顔寄せ>には、総出演者に興行関係者、さらには報道陣も加わって、まさに芋の子洗うような熱気。しかし儀式自体は通常通り粛々と、特別なこともなく進みますのが、不思議なかんじデシタ。

          ◯


…今日は大旦那、六世歌右衛門のご命日です。
お稽古に先立って、お参りをしてまいりました。
直接お目にかかることはできませんでしたが、兄弟子はじめ諸先輩方からのお話を伺うにつけ、ただただ、すごい方、大きな方だったのだなと思います(こんな言い方しかできませず誠に申し訳ございませんが)。

桜は6、7分咲きといったところでしたでしょうか。


歌舞伎座最後の稽古場だより・1

2010年03月30日 | 芝居
ついに歌舞伎座とお別れする日がやってまいります。
あとひと月で、この劇場に立つことができなくなる…。
こう思いますと、若輩の私だって、様々なことが思い起こされ、どうしたって寂しくなります。

そんな感慨を抱きながら臨むことになります<御名残四月大歌舞伎>。
『熊谷陣屋』の<附立>でした。
私が入門してからでも4回目となる師匠の源義経。いくつかある用事は四天王や軍兵が役として勤めてくださいますので、弟子にとっては用事がないお役なのですが、そのぶん集中して舞台を拝見できますのが嬉しいです。播磨屋(吉右衛門)さんが熊谷直実をお勤めになる公演に携わりますのは、私は実は初めてですので、改めて勉強したいと思います。

            ◯

本日私がかかわるお稽古はこれだけでしたので、昼過ぎからは銀座で買い物したりして過ごし、夜は錦糸町のシネコンでロブ・マーシャル監督『NINE』を拝見いたしました。
1982年にブロードウェイで初演でされたミュージカルの映画化ですね。
原作も見たことがないうえに、あらすじすらろくろく知らずに拝見いたしたのですが、まことに贅沢な<大人の童話>、頭も使わず肩も凝らず、素直に単純に楽しむことができました。
よい意味での無駄、遊び心が横溢しているのがなんとも嬉しくなります。鹿爪らしい理屈はご無用、スランプに陥った映画監督グイド・コンティー二と、彼を取り巻く魅惑のミューズたちの狂騒をニヤニヤしながら眺めていればよいのです。

舞台に敷かれた砂と、タンバリンがまことに効果的に使われる5曲目『ビー・イタリアン』、歌の印象がピカイチの7曲目『シネマ・イタリアーノ』にワクワク。サントラは絶対買うべきですよ。
そして女優陣の豪華さは申すまでもございませんが、監督をさりげなくサポートする衣装デザイナー役のジュディ・デンチにはしびれましたね。包容力、渋い色気、ユーモア。76歳ですってよ…!

働いたわけでもなく休みでもなく

2010年03月29日 | 芝居
<御名残四月大歌舞伎>の稽古は今日から早速始まりましたが、師匠や私が関係する演目は今日はなかったので、本当ならお休み…というところですが、師匠の楽屋作りがございましたので歌舞伎座へ参りました。
最後の歌舞伎座ということで、出演なさる方の人数ももの凄いものです! 俳優祭なみ、という声もあちこちから聞こえてまいりますが、そういう言葉はけっして大袈裟なものではございません。どの部屋も大所帯。常とは違った趣きとなっております。

そのあとは国立劇場に移動しまして、今夏勉強会の「配役決定会議」。
集まれるだけの人数を揃えて、皆でキャスティングいたしました。
仮チラシは4月末か5月はじめとなる予定です。今回も、若手中心の座組となりますが、全身全霊で勤めます! なにとぞよろしくお願い申し上げます。

…東京スカイツリーがついに東京タワーを追い抜いて日本一の高さとなったそうで。
これをベランダから拝めるのですからなんともよい場所に住んでおりますね、近藤家は。


さすがに長く感じました

2010年03月28日 | 芝居
“27”日間の<御名残三月大歌舞伎>、無事に千穐楽を迎えることができました。
3部制興行でございましたが、出演する側としてはそれほど意識もせずに勤めました。ご覧頂いた皆様には、どのようにお感じになりましたでしょうか…?

『女暫』の腰元、痺れを切らして大惨事…ということもなく、なんとか正座の行はクリアできましたが、することがなにもないお役ほど難しいものはございませんね。そこに“いる”だけの自分が、どれだけ歌舞伎になっているか、その場にふさわしい空気を持っているか。雰囲気、匂い、味、そういうものはまだまだ足りません。ただただ、経験を積み重ねてゆくのみだと思います。

縫い(刺繍)が入った振袖の衣裳に、織物の帯。やはり着ていて気持ちのよいものです。せっかく良いお衣裳を着せて頂いているので、いつも以上に着方に注意して、すっきり綺麗に見えるように頑張ってみました。衣裳さんにもいろいろ伺いまして、今まで気がつかなかった自分の着方の癖がわかったり、うまく着るためのコツ(体型補正も含めて)を教えて頂いたりしましたが、無駄なくテキパキ形よく、というのはなかなか難しいですね! こだわろうと思ったらいくらでもこだわれる世界、これからも気をつけてまいります。

…まだまだ先、と思っていた<歌舞伎座さよなら>も、ついに本当のファイナル公演となってしまいました。
<御名残四月大歌舞伎>、『助六由縁江戸櫻』の“居残り新造”を、歌舞伎座での最後のお役として勤めさせて頂きます。
チケットは早々に入手困難な状況と伺っておりますが、大勢様のご来場を心よりお願い申し上げます!




歌舞伎座風景・4 回り舞台

2010年03月26日 | 芝居
当月の歌舞伎座公演では、<大ゼリ>を使う『楼門五三桐』がかかっておりまして、迫力ある歌舞伎座の舞台機構も“御名残”としてお客様にご披露しておりますが、『菅原伝授手習鑑 筆法伝授』では<廻り舞台>を使っての転換もありまして、こちらは世界に先駆け歌舞伎で考案された技術。ゆっくりと回ってゆく舞台装置を眺めるまったりとした時間も、歌舞伎見物ならではのものですね。

廻り舞台に乗っていることも多い私ですが、例えば舞台裏でスタンバイして、知らせの柝でゆっくりと舞台が動き出すその瞬間は、ワクワク感ドキドキ感、なんとも形容しがたい感覚に包まれます。「さあ始まるぞ」という気持ちとともに、だんだんと客席が見えてくる…。
逆に舞台裏へと消えてゆくときの、自分のまわりがだんだん暗くなってゆく感じ。まさに“フェイドアウト”ですね。

『筆法伝授』では、知らせの柝をうたずに舞台を廻して転換いたしますが、こういうのを<鳴子廻し>と呼ぶのだそうです。



もうひと踏ん張りです

2010年03月25日 | 芝居
いつもですと、明日は千穐楽~♪ という気持ちになるのですが、今月は“日延べ”でございまして…。
25日間が27日間になる。たった二日のことなんですが、これがずいぶん長く感じられるものなんですよね(京都の顔見世がそうです)。
あと3回頑張ろう!

そんな本日は、今夏勉強会にむけての2回目の<全体会議>。狂言立てが決定いたしました。
そのうえで、配役希望アンケートの実施、配役決定会議開催、4月末か5月には、仮チラシを皆様のもとへお届けできると思いますが、あくまで予定ですのでアシカラズ。

本年も、『稚魚の会・歌舞伎会 合同公演』をよろしくお願いいたします!!

2店大当たり!

2010年03月24日 | 芝居
“超”ご近所の長唄三味線方さんご夫婦と、曳舟駅近くの<三祐酒場>で歓談。
はじめてお邪魔した下町居酒屋の有名店。肩肘張らずにユル~く過ごすのが一番ですよ。お燗がレンジでチン、というのも味ですわな。お料理はどれもおいしいです! モツ煮込み、カサゴ唐揚げ、煮こごり、独活の酢みそ和え、氷頭なますなど…!

それから歩いて地元に帰り、最近できたワインバー<遠藤利三郎商店>で飲み直し。
これがまた土地の雰囲気とはえらい違いのお洒落なお店で、ここが下町だということを忘れてしまうくらいなんです。しかもこの町のどこにこれだけの人がいたのかしらと目を疑うくらい賑わっている!

銘柄数といい料理といいお値段といい、家から3分でこんな充実した空間に遊べるのかと、ただただ驚き。有り難う遠藤さん、こんな所にお店開いてくれて! 

(25日 記)

楽しいあすびを沢山覚えました

2010年03月23日 | 芝居
昨年に引き続きまして、浅草最古参の芸者"みな子姐さん"の芸を拝見する催しにお邪魔することができました。

御歳91とは思えない張りのあるある唄、三味の手業も鮮やか、なんといってもたたずまいの美しさ! 全身から古き良き吉原の香りが漂っています。

吉原の芸を少しも変えずに伝えて下さる貴重なお方とご一緒できるだけでも有り難いのに、その三味線で各種のお座敷遊びを楽しめてしまうなんて…。感激でした!

櫻川七好(しちこう)さんの幇間芸もたっぷりと。一緒にお邪魔した後輩たちも、かなり楽しんでいましたし、「勉強になった!」とも。
本当でしたらこういうものは"勉強"するもんじゃあないんでしょうが、明治どころか昭和も遠くなったこのご時世、廓文化、洒落や粋の世界は、自分から学んでいかないとわからないモノになってしまいました。
そういう意味で、こんな催しに参加できた幸せをかみ締めながら、すっかり酔っ払ってしまった一夕なのでした。

ひとつだけじゃないんです

2010年03月22日 | 芝居
一昨年6月博多座公演中の記事で、『菅原伝授手習鑑 加茂堤』の、桜丸の立廻りで使われる下座唄が『手習子』の一節だったことを書きましたが、今回の上演では違う曲が使われておりました。

『初子の日』の二上がり部分からなんですが、
「咲き初めし梅を縁のはじめにて かざす桜の色も香も 花ですむ世を浮気にすねて 気ままらしさの枝振りも
折れてゆかしき 花活の…」
くらいまでが、実際に歌われているところです。

前回の下座は尾上菊五郎劇団音楽部の皆様のご担当、今月は鳥羽屋里長社中が受け持たれていらっしゃいます。それぞれで選曲(という表現が妥当かどうかは不安ですが)が異なるわけですが、下座音楽は、「この場面には絶対コレ!」 と決まっているものもあれば、時と場合に応じて変わるものもございます。『手習子』も『初子の日』も、<梅>や<桜>という、『菅原伝授』にゆかりの言葉が入っているわけで、最初に「この唄を使ってみるかナ」と思いついた方のセンスには脱帽ですね。

またひとつ勉強させて頂きました。唄の使い方ひとつにも奥深いものがございますね…。

            ◎

写真は『正しい牛の座り方』です。
参考になさってください(なるかいな)。

ご無沙汰いたしました

2010年03月21日 | 芝居
1週間のご無沙汰でした…。
ちょっと身の回りの用事でバタバタしてしまいました。気がついたら<御名残三月大歌舞伎>もあと1週間となってしまいました。『女暫』の正座の行もあとわずか…と思っておりましたら、来月は『助六由縁江戸櫻』で、“居残り新造”のお役を頂戴いたし、これは床几に座りっぱなしでございます。歌舞伎座では、最後まで“耐える”ことを学ばせて頂くわけでございますね…。

今日は仕事を終えてから歌舞伎座ロビーに参りまして、知人に贈るための“歌舞伎座グッズ”を物色。
あと41日で本当にさよならになってしまう歌舞伎座のオリジナルのお土産は、これから貴重なものになることはいうまでもなく、歌舞伎を好きな方にはなによりの思い出となり、あまりご存じない方にだって、こんな劇場があった、という記念になるハズ、と、そんな気持ちでロビーをウロウロしたわけですが、いや~、なかなか面白いものがありますね!

座紋の鳳凰をあしらったTシャツやフリーカップ、外観を描いたハンドタオル、手ぬぐい、クリアケース、その他マグネットやしおり、お皿やお菓子、切手シートなどなどetc…。ここならではの品がいろいろあって迷いました!

結局は歌舞伎座外観のポストカードから、イラスト3枚組のものと、バラ売りの写真のもの、一筆箋、ぽち袋(3枚組)、手ぬぐい(柄が春夏秋冬4パターンありまして、春のを選びました)を数個ずつ購入。

先方が喜んで頂けると嬉しいのですが!

どうせなら気持ちよくさせて下さい

2010年03月13日 | 芝居
先輩、仲間との楽屋でのおしゃべりで判明した“夢の話”。

『セリフを覚えられないまま本番の幕が開く』夢とか、
『出番をとちる』夢を、多くの人が見ているのです…。

ゆうなれば“悪夢”ですな。
「やばい! とちった!!」とパニクったところで目が覚めると、いつもより早い時間だった、なんていう経験を皆で共有していることがわかって、なんだかホッとした感じです。

私がよく見る夢は、
『いくら走っても劇場にたどり着かない』
『何故か違う幹部俳優さんの弟子になっていて、しこたま怒られる』
の二つです。
勉強会の直前には、『売れ残ったチケットが追いかけてくる』という夢も見ました…。

職業病、といったら大袈裟かしらん……?

3年間のまとめ、そして新たな第1歩として

2010年03月10日 | 芝居
第19期歌舞伎俳優研修生の「修了発表会」が国立劇場小劇場で行われました。
歌舞伎座出演のため、お手伝いも拝見もできませんでしたが、お手伝いにいった仲間からは、研修生6人、全員無事に勤め上げたことを聞きまして、なによりでございました。

今回は歌舞伎実技の演目が『源氏店』ということで、これは40年近い研修の歴史のなかでも初めて取り上げられた演目でございます。時代物と違ってキッカリとした型がないですし、より芝居心を求められる演目なぶん、皆さん大変だったのではないかなと思います。
ご指導なさった講師の方々はじめ、多くの先輩、関係者のお力で、本日の成果発表までたどり着いたこと、修了生の一人といたしましても大変嬉しく、また有難く思っております。

今月末に修了式を行い、4月から各劇場に出演することになるそうですが、また新しい仲間が増えたということは、ライバルが増えたということでもあり、私もますます心を引き締めて、一緒に勉強して参る所存でございます。
19期生の面々を、ご指導ご後援下さいますよう、僭越ながらよろしくお願い申し上げます。

レミオロメンの歌の日ですな

2010年03月09日 | 芝居
藤間の御宗家のお稽古に、久方ぶりに伺うことができました。
昨年の10月以来ですから、4ヶ月ぶりですか。ハァァ…。
本日から、引き続き『落人』をご教授頂きます!

3月だというのに本格的な雪が!!
お稽古が終わって御宗家宅をでましたら、道路にうっすらと積もるくらい!
寒いのはイヤですが、少し嬉しくなってしまいました。

明日から明後日にかけては、天候が大いに荒れるようですから、皆様どうぞお気をつけ下さいませ。

『暫』の人々

2010年03月08日 | 芝居
『女暫』は、ご承知の通り歌舞伎十八番の内『暫』の書替え、しかも多分に洒落のめしたパロディとなっておりますが、双方の登場人物は、役名こそ変わっても、キャラクター造型にはほとんど変わりがございません。

現在の『暫』というものは、明治になって劇聖九代目市川團十郎が脚本を整理して上演なさったのが定本となり、それが今に受け継がれているわけですが、江戸時代には顔見世狂言の中のひとつの"趣向"として、その都度新しいものが作られておりました。そしてそれは、時代設定や役名は変わろうとも、"吉例"の筋で運び、お決まりの役柄がお決まりの演技を見せていました(それをあえて覆す趣向もあったそうですが)。

そういうこともあって、いわば“お馴染み”というべき主な役柄には通称がついていまして、藍隈をとり、金冠白衣を身にまとう悪の張本人は「ウケ」といって、正義の味方である主人公に対する存在としての意味。その子分で赤いお腹を突出した人々はズバリ「腹出し」。彼らが抜き放った刀であわや命を落とされようとする若殿様と姫、付き従う家老や局、若侍や腰元たちは、まとめて「太刀下」と呼んでいます。
「男鯰(なまず)」といえば、坊主頭にもみあげの毛を長く延ばした奇抜なスタイル、このもみあげが鯰のヒゲを表します。実はスパイだったのは「女鯰」で、鬢(びん)の下からシケと呼ぶ長い毛を垂らすのがお決まりですが、これも鯰のヒゲのこころです。

…拵えといい、色彩といい、動きやセリフ、すべてが『ザ・歌舞伎』といった趣の芝居ですが、それぞれの「キャラの立ちかた」もかなりなものですね!
私は成田屋(海老蔵)さん御襲名の『暫』での仕丁(最後に首切られちゃうヤツね)に始まって、橘屋(萬次郎)さんの『女暫』で女奴、昨年は成田屋(海老蔵)さんの『暫』で腰元をさせて頂き、この度の大和屋(玉三郎)さんの『女暫』で再びの腰元。
どのお役も一幕出ずっぱり、しかもそれぞれ “あぐら” “床几に腰掛け” “正座” ですから、じっと動かないでいるのが大変と言えば大変です。正座はもちろんのこと、あぐらでは尻から下が痺れますし、固い床几に座っているというのも、痺れるものでございまして…。

(今月の『女暫』について補足。今回は、女奴ではなく『暫』と同じ男の奴を出しています。)

お姉さん優しすぎですってば

2010年03月07日 | 芝居
山田洋次氏 監督の『おとうと』を観てきました。

夫を早くに亡くし、女手一つで娘の小春(蒼井優さん)を育て上げた吟子(吉永小百合さん)と、その弟でどうしようもないダメ人間、鉄郎(笑福亭鶴瓶さん)との、どんなことがあっても断ちがたい肉親の絆を、小春の結婚と離婚、新たな恋の話をからませながら描いております。

ああなんて小百合様はお美しくお優しく暖かいお方なのでしょう! 凛としたたたずまい、情味溢れるセリフ、瞳の綺麗さ…!
本当に素敵でした…。
そして鶴瓶さんの自在なダメっぷり。ホントしょうもないんだけど憎めない愛嬌。

このお二人でなくては生まれない温もりが溢れる2時間でした。