梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

梅之旅日記’08 仕事量「1と2分の1」!?

2008年07月01日 | 芝居
今日は横浜市青葉区の<桐蔭学園>内にある【鵜川メモリアルホール(旧 桐蔭メモリアルホール)】での2回公演でした。
昼の部は通常のプログラムでしたが、夜の部は学園の生徒さんのための貸し切り公演で、『歌舞伎のみかた』『毛谷村』『橋弁慶』という狂言立て。『口上』と『神田祭』は上演されませんので。なんと師匠は昼の部でお仕事終わり…。
当然、私の着付後見も夜の部では出番はございませんで、なんとも寂しい思いでしたが、『毛谷村』『橋弁慶』で、裏方としてシッカリ働かせて頂きました。
本日限りの『歌舞伎のみかた』は萬屋(梅枝)さんが進行をお勤めになり、浅葱色の麻の紋付も爽やかに、ツケや見得、黒衣の仕事などをご紹介してから、『毛谷村』『橋弁慶』のストーリーをご説明なさいました。

子役の弥三松が花道から出ると、客席の女生徒の皆様から歓声が。このあたり、国立劇場での<鑑賞教室>と同じような反応です。