梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

金丸座に来ています

2012年04月12日 | 芝居
月半ばの更新となりましたが、当月は四国金丸座<こんぴら歌舞伎大芝居>に出演中でございます。
昨年に引き続きましての出演ですが、師匠梅玉は今月はお休みということで、播磨屋(吉右衛門)さんご一門をはじめ、京屋(芝雀)さん、萬屋(錦之助)さんという一座に、兄弟子の梅蔵さん、弟弟子の梅秋とともに参加させて頂いている次第です。

又五郎さん歌昇さんの襲名興行ということもあり、大変な盛り上がりをみせておりますが、やはり昔ながらの小屋での芝居は、なんともいえない良い雰囲気でございます。久しぶりに人力による回り舞台も使用しておりますし、この小屋ならではのお芝居づくりに、お客様もお喜び頂いているようでなによりでございます。

私は、『一本刀土俵入』で<新内語りの女>、『義経千本桜』で<腰元(五)>を勤めさせて頂いております。
桜はもうそろそろ散り始めておりますが、陽気にもめぐまれ毎日楽しく過ごさせて頂いておりますことに感謝感謝です。