梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

番外 少しでもお力に!

2007年07月19日 | 芝居
2日間お休みしてしまいましたが、本日追記いたしましたのでどうぞ御覧下さいね。


本日は『合同公演』をはなれ、国立劇場での歌舞伎鑑賞教室から取り急ぎご報告です。
今日は午後7時開演の『社会人のための歌舞伎鑑賞教室』があったのですが、開場から『歌舞伎のみかた』開幕までと、『みかた』が終わってからの幕間に、新潟中越沖地震で被災された方への義援金の募金活動を出演者の手で行いました。
『歌舞伎のみかた』の前には、加賀屋(東蔵・松江)さん親子が素顔で、そして『野崎村』開幕前の幕間には主演の成駒屋(福助)さんを筆頭に、後家お常役の芝喜松さん、お染役の芝のぶさん、その他『歌舞伎のみかた』出演者から数名が、お役の扮装でロビーに出て募金の呼びかけ。よく年末に各劇場で開催される『歳末助け合い運動』のサイン会、あんな感じですね。
かくいう私もおこがましくも参加させて頂き、2階のロビーで頑張りました! 衣裳を着ていましたからけっこう暑かったですが、まあこういうのは<俳優祭>で慣れてますからね…。

おかげさまで大勢のお客様から温かい志を頂戴し、短時間の活動ながら一同ビックリするくらいの成果をあげることができました。被害に遭われた方々のお力に少しでもなるのなら、こんな嬉しいことはございません。

『合同公演』でも、こういう活動ができたらいいな(まさか扮装したままは無理でしょうが)…と、思った次第です。