梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

No.17 出演者よりメッセージ<尾上音之助さん>

2007年07月20日 | 芝居
今日はA班『乗合船』から尾上音之助さんがメッセージを寄せてくれました。
東国原知事と同じ宮崎出身の彼が、<江戸前>の尾上菊五郎劇団に入って約10年。立廻りでの活躍はもちろんのこと、楽屋でも持ち前の陽気なキャラクターとまめまめしい働きぶりを発揮して、すっかりムードメーカーとなっています。舞台の裏表で、常に全力投球の彼の、熱くハジけたメッセージをどうぞ!


えーっ、『乗合船』A班盛り上げ係の音之助です。
今回我々はかなり個性豊かなメンバーで、自信を持って演じさせていただきます。万歳鶴太夫を坂東翔次さん、通人を澤村紀義さん、大工を弟弟子の尾上音二郎、田舎侍を噂の坂東 悟さん、角兵衛獅子を市川猿治郎と大谷桂太郎、鳥追いを澤村由蔵さん、芸者を中村京三郎さん、女船頭を中村まつ葉さん、白酒売りを市川喜昇さん、才造亀吉を私音之助と、私が書くとみなさんに失礼かもしれませんが、かなりキャラとヒゲの濃い人が集まったなぁ~と感無量でございます。
今はまだ稽古中なのでどんな『乗合船』になるかわかりかねますが、このメンバーで楽しくないワケがないと、私は自信を持っております。最後に喜昇さん、僕の才造見て惚れないで下さい。それでは皆様! 国立で待ってまーす(^_^)V



そういえばA班のメンバーは、尾上菊五郎劇団系の役者さんが集まってますね。それだけにチームワークは抜群! ということでしょうか?
写真は絶賛上演中の『NINAGAWA 十二夜』からですね。一回公演の日は松濤に通って藤間御宗家のお稽古。勉強会直前は、皆々忙しい時間を過ごしております!