梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

松濤稽古場便り・2

2007年07月25日 | 芝居
今日は『一心會』と『合同公演』のお稽古で、宗家藤間流のお稽古場に6時間くらいお邪魔してしまいました。なにせ「操り三番叟」「茶壷」「船弁慶」に「乗合船」と、今夏の私の勉強の場は全て踊りでございます。稽古の順番が回ってくるたびごとに、「またお会いしましたね」とからかわれてしまい…。

ご宗家には大変なお手数をおかけしてしまいましたが、こちらといたしましては集中的にお稽古していただいたお陰で、気持ち的にもコンディション的にも、だいぶ<本番仕様>になってまいりました。『一心會』はあと1週間で本番! それまでいいテンションを持続させなくてはなりませんが、今日一日の<踊り漬け>が、重い腰の私に相当のエンジンをかけることとなりまして、肚も据わってまいりました!

明日からは『歌舞伎鑑賞教室』横浜公演です。しばらく実家からの通勤となりますが、更新が滞るかもしれません。あしからずご了承下さい。