梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

初日です!

2005年11月01日 | 芝居
さあついに『吉例顔見世大歌舞伎』の初日が開きました。
『熊谷陣屋』では、あいもかわらず痺れとの戦い、『鞍馬山誉鷹』ではみんなとイキをあわせることの難しさを痛感、いつにもまして課題はいっぱいですが、乗り越えてゆきましょう!
当初予定されていた夜の部終演時間は午後九時二十ニ分でしたが、実際やってみますと九時十五分で終わりまして、少しとはいえこれは有り難いことです。
最終演目である『大経師昔暦』では、名題下からでる役も少ないですし、ほとんどの方が一つ前の『連獅子』までに帰ってしまいますので、三階の名題下部屋が淋しくなってしまいます。
先月とはずいぶんと生活パターンが変わり、帰宅時間も十時過ぎとなってしまいましたが、空き時間もありますから、息抜きもしながら、体調だけは気をつけて、勤めてまいりたいと思います。
…今日はなんだかどっと疲れてしまいました。短文で申し訳ありませんが、これにて失礼させて頂きます。