「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

綿引勝彦さん、ご逝去・・・・・・

2021-01-14 06:59:49 | おくやみ
最近、帰宅後にPCやスマホを見るのが嫌になっているけぶでございます<(_ _)>
仕事は一日中PCとにらめっこ状態なので・・・・なので記事UPも遅滞気味です。

本年に入り、ラスト・サムライ=福本清三先生が1月1日に亡くなられ、今年も「見送る」機会が多くなるのか・・・と思っておりましたが・・・・

綿引勝彦さんが12月30日に膵臓がんのためご逝去されていたことが発表されました。
75歳。

「天までとどけ」シリーズのチーム諸氏にとっては岡江さんの死から1年も経たずに「父親」を亡されたこととなり、これは辛い・・・・・2年間ほど人知れず闘病なさっていたようで、最期の言葉が「投了すると伝えてくれ」。

我々世代には、一癖も二癖もある悪役、でもカッコイイ人という印象だと思います。最期の言葉と相まって、それが強ち間違いではなかったとも思いますし、アクションドラマが衰退した後はホームドラマ等での善人役や、オネエ言葉等を綿引さんから発せられたこともあったと思いますが、悪役にしても善人にしても、照れが無く全力で演じられている印象が強く、演じられた様々な役柄に一本何か極太の線が通った、後味のすっきりした印象と言いましょうか、そういうものが相まって、カッコいい大人の骨太な「日本男児」という、今となっては希少な俳優さんでした。

太陽には5作品ご出演です。
思ったより少ない印象があるのは、逆に演じられた役柄が強烈だったからかもしれません。

#121 審判なき罪・・・・ 飯場の若者(ノンクレジット)
#125 友達・・・ 相田光輝
#139 墓穴を掘る・・・菊地三郎
#315 ライバル・・・加納良二
#596 戦士よ翔べ!・・・江田章一
#626 激走・大雪渓・・・西崎靖(金森)

テキサス編の3作品はあまり間隔が空くことなくご出演で、テレビ出演スタートあたり。
端役や殺され役。
しかし、#315の頃は売り出し時期でそろそろお名前は知られていた頃だったと思います。
ゴリさんのどうしても「倒さなければならない」相手、射撃のライバル・加納良二の熱演は強烈に印象付いています。
ゴリさんの影法師的な加納を、拳銃戦ではなく、肉弾戦で決着をつけるという様は、個人的には『あしたのジョー』の力石と加納がなんとなくダブって見えた感じで・・・・本当に印象深い作品でした。
#596の頃となると、確か「まだ太陽で敵役やるの?」という印象だったと思います。
ただ、だからこそボギーの生命を脅かす大きな壁としての江田刑事の存在は、その存在を引きずったままのボギーの死の前段としては、ものすごく有効でした。江田事件が無かったら、ボギーがあそこまで「あのカップル」に入れ込んだとは思えないし・・・・。
#626は加納や江田までは強烈な印象を残していませんが、敵か味方か、はたまた敵か?という元刑事役は綿引さんならではの役だったと思います。

残念ですね・・・・
ご冥福をお祈り申し上げます・・・・

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