「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

ラガーの倒れ方

2011-07-27 00:21:28 | 探求 探究 研究
第636話  ラガー倒れる

太陽で唯一、セミリタイアが描かれる作品です。
徹さんが文学座公演に御出演の為、出番を少なくする苦肉の策でしたが、作品的には誘拐された男も犯罪を企てていたという結構入り組んだ設定でした。

さて、この前の中野まんだらけでの台本入手で本作の準備稿が手に入りましたが、相違点が結構重要な部分にありました。

それは、ラガーの骨肉腫が発症する経緯です。

完成作品では、冒頭からラガーの足は調子が悪く、それが段々悪化していく過程を描いていますし、身代金の受け渡しもチリ紙交換車に古新聞を渡し~ギャランΛで追跡~バイクで追跡~自らの走りで追跡(ラガー状態悪化)~犯人と格闘~捕らえられるという過程でしたが、

準備稿では、ピンピンしていたラガーが~金の受け渡しの為、ヘリコプターに乗り込み~ビルの屋上で金を受け渡し~ラガーがヘリから梯子を使ってビルに飛び降りる~その時に膝をおかしくする~バイクで追跡・・・となっていました。

要するに、ラガーはヘリから飛び降りた時に発症したことになっています。
(外傷性の骨肉腫の発症)


多分、予算の関係上か、それとも危険度の問題か、ヘリのくだりはチリ紙交換車のくだりになってしまいましたが、もし準備稿が実現していたら、この作品も結構派手な印象になっていたかもしれません。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする