「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

凶悪犯に人間らしい心が!?

2013-04-05 12:50:38 | ビバ!チバテレビ
【ビバ!チバテレビ】

第97話 49.05.24 その子に罪はない! (山さん・シンコ)石橋蓮司 伊藤孝雄 服部妙子

一家4人が殺害、土地を売却した代金4千万が奪われた。
現場に残されたタバコの吸い殻の指紋から、指名手配犯の市川が浮かぶ。
市川は13歳の時に叔父を殺し、3か月前には質屋強盗を働いていた凶悪犯だった。
本庁から島田警部が参戦し、ジーパンとコンビを組むことになった一方、山さんはシンコと共に市川の幼馴染み・良子を張り込む。
しかし、市川は宿泊施設で逮捕される。
取り調べで市川は質屋強盗は認めたものの、一家惨殺は否認、アリバイがあると言いかけて口をつぐんでしまう。
さらに市川は安産のお守りを持っていた為、山さんは今そこにいる市川という凶悪犯にもしかすると人間らしい心があるのか?と調べ始める。

この頃の作品としては非常に暗い雰囲気を醸し出している話ですが、市川という一人の凶悪犯の「人間らしさ」をめぐり、山さんと本庁警部の静かな対立、そして市川自身の本来の人間性に焦点が向けられます。

先にも書きましたが、その市川に石橋さんというハマり役ゲストを迎え、さらに伊藤氏の島田警部が本庁警部としては比較的取っ付きやすそうな島田という役でご出演、今後伊藤氏のゲストの刑事役は憎めないが実は・・・という役柄で登場されます。
さらに今回はシンコがどこかアンニュイとした感じ・・・というか妙に色っぽいというか・・・という感じでで良子の張り込みを行うというのと、島田&ジーパンコンビという、なんとなく後年の「デカタン」(←ブルース)を思い出させるオマケもあります。


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信じること、騙すこと、の本質を見るラガー

2013-04-05 06:58:23 | 日テレプラス日誌
【日テレプラスへのおさそい】

本日から金曜午前中の放送は10分遅れになります。

第534話 57.12.03 俺の拳銃が無い!(ラガー)長谷川論 水上功治 久遠利三

社長が殺される。
犯人は守という少年院を出て半年経った少年だった。
その守が職場で金をに盗んだと疑われて、カッとなり社長を突き飛ばし、運悪く打ち所が悪く死なせてしまったのだという。
逃げた守を追うラガー、彼も高校時代に金を盗んだ疑いをかけられ苦い経験をしていた為、守には同情的だった。
少年院で守と親しかった三郎を張り込むラガー、三郎は素直そうな男でラガーとは打ち解けて、ラガーのいないところで守に自首するよう説得するという。
三郎を無条件で信じたいラガーだったが、刑事としては三郎を尾行しなければならない。
そして、三郎は守と接触したが・・・ラガーが現れたことで2人が逆上し、殴られて気を失ってしまう。
気が付いたラガーは、自分の懐から拳銃が無くなっていることに気が付く・・・。

ゴリさん殉職からストイックな方向性の太陽、多分一番その「犠牲」になっていたのがラガーだったと思います。
多分当時の大人気も反映したプチ殿下状態だったとは思いますが、それでもこの時期はラガーが精神的に追いつめられるような事件が多いです。
今回は、少年に対し一番信じてやらなければならない立場だったラガー自身の刑事としての葛藤、逆に「騙す」ことにより人を救う事、何より拳銃を奪われることなど、一気に押し寄せる感じです。

少年課・吉野登場です。

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