「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

ジーパンと老婆の「金」をめぐる奔走

2013-04-19 06:53:45 | 当直室業務連絡
【ビバ!チバテレビ】

本日のチバテレ・ジーパン編は、

第99話 49.06.07 金で買えないものがある (ジーパン)

ゲスト・一の宮あつ子 桜田千枝子 うたた賢 田中力 田川恒夫 九重ひろ子 天理淳 安田泰三 上沢知子
脚本・田波靖男
監督・野村孝

拳銃不法所持のチンピラを追跡中のジーパンは、歩道橋で老婆・とみとぶつかってしまい、とみの持っているバックがその勢いで飛ばされて中に入っていた1万円の札束がばら撒かれてしまったが、ジーパンはそのまま気づかず追って行ってしまった。
歩道橋からばら撒かれた1万円の札束はあたりを通行していた人々が次々に広い、自分のものと叫ぶとみの声はその大混乱でかき消されてしまう。
七曲署に駆けこんだとみはそこでチンピラを逮捕したジーパンと再会、ばら撒かれた札束はとみが息子夫婦の新居資金として銀行から卸したばかりの100万円であり、そのうち86万円が持ち去られたと主張した。
ジーパンはボスから金の回収を命じられ、とみと共に歩き回るものの回収できた金はわずかだった。
ボスはこの件を新聞記事にしてもらったところ、内本という男がトラックの荷台から26万円発見したと届け出があったが、内本はその頃発生した建設業者殺人事件の容疑者だった・・・・。

この頃、怖さ(^_^;)より優しさの方が自然に醸し出せるようになってきていたジーパンが、「屈折老婆」であるとみと絡みます。
ばら撒かれた金を巡る多い少ないに翻弄されながら、一方その件を利用しようとした殺人者の存在・・・という田波氏脚本に多く採用される、緩さと凶悪さが融合している面白い作品になっています。

これは個人的な印象なのですが、優作さんと札束って、何となく優作さんのイメージの一つとして頭の片隅にあるんですよね・・・(^_^;)


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ドックと白石良子の圧力に屈しない戦い

2013-04-19 06:04:42 | 日テレプラス日誌
【日テレプラスへのおさそい】

第536話 57.12.17 死因 (ドック)

ゲスト・斉藤美和 剣持伴紀 倉石一旺 姫ゆり子 辻三太郎 永井玄哉 相原巨典 大木史朗 菅野勝浩 森下朗
脚本・小川英 奥村俊雄
監督・竹林進

代議士の乗車中の車が事故にあい、警察病院に運ばれたが間もなく死亡してしまう。
担当した医師・白石良子は彼が麻薬中毒だったことに気づきドックに連絡、一係は極秘で捜査を開始するものの、地検から赴いた検視官・岩本は薬物の痕跡はないと結論付け、さらに看護婦・光江の証言で良子が手術時に致死量である多量の麻酔薬が使用されていたことが立証され、良子は警察病院管轄の北署に連行されてしまう。

その中で、岩本が転落死、光江は轢き逃げされ命はとりとめたものの記憶喪失になり、さらに一係にも捜査中止の決定が本庁から下る・・・。

ドックのガールフレンド(医大時代のクラスメイト)である警察病院の医師・白石良子が再登場。
岡まゆみさんが熱演します。

代議士の死で噴出する麻薬組織の存在、代議士の汚点を隠ぺいしようとする動き、それがその渦中に巻き込まれた良子とドックを追いつめていきますが、1年前は両者自分の仕事に対しての意識がグラグラだったのに比べ、今回はその「山場」を越えた勢いの余裕で切り抜けていきます。

ドックとしては「ヤブ」だった1年目、薬の知識や死因判定などで知識を披露していた2年目、そしてこの作品から検視官顔負けの知識も持ち合わすようになってきた3年目以後と、ドックの「ドクター刑事」たる所以についても成長の痕が見られる興味深い話です。

この頃になるとドックと良子の関係はどちらかというと「戦友」的になっている感じで、良子の登場は結果的にこれで終わってしまいますが、後年のマイコンの調査では同僚医師と恋愛に発展か?という事も判明したり、ドックにしても良子に対してどうしたいのか・・・というのは何となく観ているこっちがヤキモキしてしまうというか・・・・(^_^;)



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