【ファミ劇日誌 ミニ】
第166話 噂
山さんは本当に考え込む時、夕焼けを見つめます。
刑事と言う立場を越えて山村個人として考える場合が多いようです・・・・
テキサス編は老若男女誰もが視聴できる事を目指し、様々な作品を送り出した名シーズンだと個人的には思っています。
(一方では、八方美人的という初期ファン諸兄の御意見もお聞きしたことはありますが・・・)
ただ、このシーズンによって太陽は一つの人気名作ドラマに終わらず、日テレの看板番組として、誰もが知っている番組として、長期化のステップが踏めたものと。
そのテキサス編も#167を別とすればこの話が一般的作品の最終になります。
この作品も殉職編などの転換編の前にはいつもの太陽とは違った目線で紡がれる物語の一つだと思っていますが、結局容疑者は何もしていなかったという結論を導くのは、#413「エーデルワイス」のベースになっていると同時に、それまで山さんの捜査方法に一つのアンチテーゼを投げかけている部分もあったりして、実は一筋縄じゃいかない作品とも言えます。
今回は、殺された強請り屋ルポライターのマンション管理人・安田が全て犯行図面を描き、第一発見者と目撃者という怪しい立場に居ながら巧妙に容疑から逃れ、雪江に容疑が向くように仕向けたわけですが、噂と何かを隠した感じな雪江にすぐ捜査は集中してしまいます。
ただ、山さんは当初から殺人の容疑に関しては雪江に関して懐疑的でしたが、それよりも噂である「安楽死」の件に思いが傾倒していった感じがします。
結果的に大金を払った老婆も最初は噂に自分の行く末を委ねようと雪江に近づいたにもかかわらす、金を預けた段階でただただ雪江親子と暮らしたいという純粋な動機に変わっていたという事を知った後の山さんの謝罪は、刑事としての部分より、山村個人の恥ずかしさという部分が大きかったのかと・・・。
山さんとしては刑事としていつもの捜査方法で行ったことであり、そこまでしなければ真実は解明できなかったという山さん事案らしい展開ではありながら、半分信じてはいたものの傷つけてしまった雪江に対して、山村個人としてガンで母親を亡くした過去を持ちながら徹底的に突っ込んで捜査してしまったという自責の念があったものと思いますが、この辺りの教訓的なものが、#413で語られる「徹底的に疑う」という部分に結実していると思います。
それは、いくら自分自身が恥ずかしい思いをしても、相手が傷ついたとしても、真実のみが事件を解明するという信念とそのことに対していつも自分自身のクビをかけるという山さんのスタンスを決定づけた事件だったのではないかと思います。
また、山さんが血のつながらない親密な関係というのをこの事件で再確認し、近いうちに訪れる「養子を迎える」という部分に繋がった・・・とも言えると。
この作品も山さんファンには避けて通れない作品だと思います。
*しかし、安田の江幡さんは足が速い(^_^;)
*上村香子さんの初登場ですが、「民芸店の女」も含め、山村編の女性ゲストとしては飛びぬけて印象深い人です。
*短い時間ながら新潟へ出張する山さん。
ロケ地:八幡山駅、身障者ホームは上用賀5丁目、新潟駅前、新潟新古町通(旅館は建て替えられて現存)、新宿地下街(サブナード)
第166話 噂
山さんは本当に考え込む時、夕焼けを見つめます。
刑事と言う立場を越えて山村個人として考える場合が多いようです・・・・
テキサス編は老若男女誰もが視聴できる事を目指し、様々な作品を送り出した名シーズンだと個人的には思っています。
(一方では、八方美人的という初期ファン諸兄の御意見もお聞きしたことはありますが・・・)
ただ、このシーズンによって太陽は一つの人気名作ドラマに終わらず、日テレの看板番組として、誰もが知っている番組として、長期化のステップが踏めたものと。
そのテキサス編も#167を別とすればこの話が一般的作品の最終になります。
この作品も殉職編などの転換編の前にはいつもの太陽とは違った目線で紡がれる物語の一つだと思っていますが、結局容疑者は何もしていなかったという結論を導くのは、#413「エーデルワイス」のベースになっていると同時に、それまで山さんの捜査方法に一つのアンチテーゼを投げかけている部分もあったりして、実は一筋縄じゃいかない作品とも言えます。
今回は、殺された強請り屋ルポライターのマンション管理人・安田が全て犯行図面を描き、第一発見者と目撃者という怪しい立場に居ながら巧妙に容疑から逃れ、雪江に容疑が向くように仕向けたわけですが、噂と何かを隠した感じな雪江にすぐ捜査は集中してしまいます。
ただ、山さんは当初から殺人の容疑に関しては雪江に関して懐疑的でしたが、それよりも噂である「安楽死」の件に思いが傾倒していった感じがします。
結果的に大金を払った老婆も最初は噂に自分の行く末を委ねようと雪江に近づいたにもかかわらす、金を預けた段階でただただ雪江親子と暮らしたいという純粋な動機に変わっていたという事を知った後の山さんの謝罪は、刑事としての部分より、山村個人の恥ずかしさという部分が大きかったのかと・・・。
山さんとしては刑事としていつもの捜査方法で行ったことであり、そこまでしなければ真実は解明できなかったという山さん事案らしい展開ではありながら、半分信じてはいたものの傷つけてしまった雪江に対して、山村個人としてガンで母親を亡くした過去を持ちながら徹底的に突っ込んで捜査してしまったという自責の念があったものと思いますが、この辺りの教訓的なものが、#413で語られる「徹底的に疑う」という部分に結実していると思います。
それは、いくら自分自身が恥ずかしい思いをしても、相手が傷ついたとしても、真実のみが事件を解明するという信念とそのことに対していつも自分自身のクビをかけるという山さんのスタンスを決定づけた事件だったのではないかと思います。
また、山さんが血のつながらない親密な関係というのをこの事件で再確認し、近いうちに訪れる「養子を迎える」という部分に繋がった・・・とも言えると。
この作品も山さんファンには避けて通れない作品だと思います。
*しかし、安田の江幡さんは足が速い(^_^;)
*上村香子さんの初登場ですが、「民芸店の女」も含め、山村編の女性ゲストとしては飛びぬけて印象深い人です。
*短い時間ながら新潟へ出張する山さん。
ロケ地:八幡山駅、身障者ホームは上用賀5丁目、新潟駅前、新潟新古町通(旅館は建て替えられて現存)、新宿地下街(サブナード)