「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

強烈な個性は人を引き付ける

2011-10-14 22:24:22 | 「けぶのたわごと」
#20の、清坂が射殺され、骸が生ごみのなかに沈んでいくのも強烈ですが、マカロニの号泣も正直昔も今もあれ程インパクトがある泣きも無いと個人的には感じています。あのクライマックスだけでも十分名作と謳われるに値するところだと思います。
多分、受ける長さんも大変だったでしょう。
ただ、ある意味黙って受ける長さんだったからこそ、あのシーンが活きたのだと。

何となく夢のような感じでいつも観てしまいます。

あの独特な世界に入ってしまい、最後に待っているものがあまりにもテンション的に落差が激しいので、どういうスタンスであれ強烈なのは間違いないんじゃないかと思います。

話変わって、

過日放送された「さよならも言わずに消えた!」
火サス初期の懐かしさと、VTR撮影の生々しさ、本来であれば映画としても成立するんじゃないかと思われる豪華なキャストと爆破等の仕掛け、昔は良くあった海外の小説が原作になっているストーリーと、火サスが初期に目指した映画的豪華さを顕著に表した名編だと思います。

それにしても、原田芳雄さん演じる乾刑事は印象を簡単に言うと、城西署のトクさんの兄貴みたいな感じです。桃井かおりさんとの競演も息が合っており、世良さんの梅木刑事もボギーの原型というよりは、ブル登場後のボギーに近い感じがします。但しいっつあんみたいに浪花節ではありませんが(^_^;)
この2人の刑事共、殉職してしまうんですよね・・・・。

悪に手を染めていた新田警部に高橋幸治氏、黒幕に高松英郎氏、桃井さんの弟役で高岡健二氏と豪華な布陣です。

北海道を舞台にしているので、色々と懐かしい風景も出てきまして、廃墟時代の茨戸ハワイランドや、駅員が居た頃の増毛駅、荒波狂う国道231号線(クルマに波の花・・・潮風を浴びせたくないので、私は今でもあまり通りたくないルート(^_^;))など、ロケもなかなか見どころがありました。

家もコロナも燃えてましたし、小屋の爆破もあったり、ストーリーも一癖あり、出演者も二癖あり、最近の2時間ドラマとは全く別物な感じ。
観入ってしまいました・・・。

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「愛」も人によっては様々

2011-10-14 07:02:26 | ビバ!チバテレビ
本日のチバテレ・マカロニ編。

19話は永久欠番なので放送されませんが、ゴリさんが「射殺」に対して思い悩む原点なので封印されているのが残念な作品ですが・・・。

20話は名作というか、問題作というか、異質というか・・・。

第20話 47.12.01 そして、愛は終った (マカロニ・長さん)沢田研二 三条泰子 神鳥ひろ子 千石規子 

特別出演のジュリー氏、市川森一さんの脚本と昔も今も話題性が大いにある「意欲作」と云っても良いかもしれませんが、
マカロニが初めて「射殺」を経験し、号泣する様が圧巻です。
それに「血族」しか信じない体の恐ろしく不気味ですが、純粋な清坂という男をジュリー氏が好演しています。

アクションは抑えめで、全編アンニュイな感じに仕上がっていますが、それがなかなかいいので・・・。


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