「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

修業期間を終えたテキサスの試練

2011-10-21 22:58:34 | ファミ劇日誌
【ファミ劇へのおさそい】

テキサスは登場からしばらく単独主演編がありませんでしたが、これはほとんど演技経験のない勝野さんの修業の意味合いもあったのでしょう。
先輩新人刑事と比べて、ほぼ満遍なくテキサス自身が主役ではない話でもしっかりストーリーに絡んできていましたし、いきなり名優・加藤嘉氏とがっぷり競演したり、はたまたボコボコに殴られる危機に遭遇したり・・・初期でこれほどボスと絡む新人刑事は後にも先にもテキサスひとりだけですし。
そういう意味では勝野さんはかなりシンドイですが、有効なカリキュラムをこなしていたと思います。
その修業期間三か月が過ぎたところで、テキサス単独主演編が連発されます。

第125話 49.12.06 友達 (テキサス)小倉一郎 高木彩 綿引洪

116話で「友達と同居」していることが判明したテキサスの初のプライベート描写です。

鎌田敏夫氏の脚本で後の『俺たちの朝』の原型にもなったと言われている名作。

「恐喝家」が殺されて、その捜査線上に友人・八木の婚約者が浮かんでくるわけですけど、友情と刑事の仕事との板挟みの中で苦しむテキサスの姿は、初期のガムシャラ熱血漢とは違った印象を受けます。正義一辺倒では何事も解決しないという事をテキサスはここで決定的に思い知ってしまいます。
この話で救われる人は居ませんが、救われないながらもお互いをいたわるという暖かさもあったりしてほっとする部分もあります。

アクションは抑えめですが、三上順という男の人間性が見えてくる作品ですね。


第126話 49.12.13 跳弾 (テキサス)穂積ぺぺ 志摩みずえ 堺左千夫 

川の中での捕物劇でテキサスが川に向かって威嚇発射した弾が跳ねて、一般市民の女性に当たってしまうという事態が発生します。

確実に川を狙って撃ったテキサスでしたが、有らぬ疑惑をかけられたり、女性の傍にいた男性が「居なかった」事になったり、かなり厳しい立場に追い込まれますが、自分の汚名をそそぐことが大切か、目撃者である女性と一緒にいた男性に証言をさせることが正しいのか、様々に悩むテキサス。

プライベートが主に描写された前作とは違い、今回は刑事としての面子か、それとも事件とは関係の無い善良な男を巻き込むべきか、周囲の声を聞きながらテキサスはその答えを導き出す訳です。

「ブルージンの子守歌」のインスト曲が効果的に使用されています。

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チバテレ放送分はまだ昭和47年

2011-10-21 06:57:08 | ビバ!チバテレビ
チバテレ・マカロニ編が進みだしましたが、恐らくこのままのペースで放送するとなると、やはり全103話放送というのは2年を想定していると思われます。
ただ、今年のナイター休止数を考えるとそれ以上いきそうな感じが(^_^;)
もうすぐ半年分の放送が終わるので、1年半。
ファミ劇だと、このまま進むとロッキーが出てるころなんですね・・・。
2話連続というのは恐ろしい・・・<何が(^_^;)


第21話 47.12.08 バスに乗ってたグーな人 (マカロニ)星由里子 勝部演之

改めて考えると、マカロニのロマンスでまともな話というのは初めてなんですよね。
11話は山さんの奥さんとデートを妄想するだけだし(^_^;)
シンコが居るので、その辺りは積極的に描かなかった感じですが、今回は職権を濫用してまでも色々と行動するマカロニ(^_^;)

星由里子さんが特別出演、マカロニのターゲットになってしまうわけですが、マカロニは手中で転がされている感じ。

個人的には好きな部類に入る作品です。
ロマンスあり、サスペンスあり、爆破(あのショボさがいい・・・)あり。

というよりも、マカロニの魅力が意外に発揮されている一編といった方が良いかもしれません。

多分、前回の裏返し的にこの話を持って来たんでしょうね・・・前回はちょっと救いようがない話だったので。


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