連・断・続の部屋  

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高齢者医療

2013-05-12 14:07:50 | 健康・病気

仙台血液疾患センター(SBDC)は、2月28日閉院

(HPの変更UPが不首尾、不成功で情報更新かなわず)。

同施設は、葵会による購入で、仙台富田病院として新規開院。

宇塚善郎、齋藤淑子による血液外来は継続中であるが、それ以外の外来診療は無い。

45床の病棟は、

高度障害者も受け入れ可能と各病院、介護施設への病院紹介の案内に応じて、

3月中旬には満床となる。

搬送に耐えかねた結果か、転院後体調悪化で数日で他界する人が後を立たない様子。

1階外来、事務棟と、2階病棟は別世界の様相を呈している。

長い、長い3月を経て、4月は、駆け足で過ぎていった。

病棟主治医の、”ナチュラルコース”の対応が飲み込めない戸惑いの中で、

主治医不在時には、非常勤日当直医として対応している。

SBDC時代は、体調の変化時には、臨床症状で初期対応し、各種検査を指示し、

結果判明後は、データーに応じた処置を矢継ぎ早に指示した診療を行ってきた。

現在の2階病棟は、主治医のスタイルとして、採血検査は入院時のみ。

転院時の、栄養補充方法に変化を来たした場合は、

経口、経管栄養の場合は絶食として見守り。

最近は、維持補液1000ml程度は行うように変化。

中心静脈を確保されている場合は、従来の方針を踏襲。

寝たきり、排泄介助の患者が、様態変化を来たし、従来とほとんど変化の無い対応で、

絶食、維持輸液であれば、予後は自ずから定まる。

高齢化の進行が急速との報道に接するにつれ、

死を迎える結末は判然としている患者に対して、

残された時間を左右する 病院診療内での”ナチュラルコース”のあり方を深く考えよと詰め寄られている。

排尿、排便が狭い特定の空間で行えなくなる(尿、便失禁という)と、和やかであった病室が一変し、排他的、いじめは必発であった。それほど、体内代謝産物の排泄物は、耐えがたい悪臭と認識する人間。

現在の富田病院病室は、全員が、介助による排泄者であり、また、情報伝達がままならない認知症と言われる状態にあるために、医療者、介護者のいのままに身をゆだねるしかないので、耐えがたい悪臭を訴えることも無く、互いの交流も無いためにトラブルは起きない。

先に、在院期間ゆえに、退院を迫られた患者のたっての希望で入院を受け入れたが、

その顛末は、極めてエゴに富んだ行動をとり、

”こんなところには1日たりとも入院させられない”という独断の退院を実行し、

以後の血液疾患患者の受け入れは出来ない状態にさせられてしまった。

3月1日以後の、病院の内部状況の変化を受け入れず、思い込みで、かってのSBDCのレベルを期待された末の自己決定退院であった。

入院前のこちらの情報は、まったく受け入れてはいなかった。

強い生存を望む家族の気持ちだけでは、疾病運命は変えられない医療の限界がある。

自己願望で、医療者を振り回してくれたまだ初老のUSさん一家のおかげで、

血液疾患の入院加療を完全に断念させられた。

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