連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

相も変わらぬ、希少血液疾患患者への対応

2015-12-12 09:33:19 | 日記・エッセイ・コラム
立て続けに、○○大学医学部付属病院、○○大学附属病院に勤務中の、
不快な記憶の再来というべき、場面に遭遇した。


血液疾患に、感染症を合併し、高血圧などのかかりつけ医から紹介されて、某病院を受診。
40度に達する高熱で、入院となったが、
感染巣が確認出来ないということと、
基礎疾患に慢性骨髄増殖性疾患(白血病関連)があるということで、高熱にもかかわらず退院方向にするという電話を受け、現在の血液の状態では発熱が出る状態ではなく、感染症関連なのでという説明にもかかわらず、強硬に退院を主張された。貧血も合併していたが、血液製剤を供給機関に属する病院であるにかかわらず、輸血はできないと拒否
事務的諸事情のためか、受診、入院当日の退院は強行されず、
入院直後に投与された抗生物質が効果を示し、解熱したので、退院の方針は撤回され、解熱を確認後、それなりの全身精査を受けて退院。
基礎に血液疾患があると判明すると、診療拒否となり、嘆く患者が多かった。その背景を深く憂慮された宇塚先生が、大学退官後、仙台血液疾患センター設立を決意された原動力

受診、入院患者の血液異常に関するアドバイサー的役割で、某大病院で血液外来を担当していた。
従来は、重症血液疾患患者を受け入れる仙台血液疾患センターという、入院ベッドの後ろ盾があった。
平成12年10月末をもって、入院病棟閉鎖したので、入院が必要な高齢(60歳以上)などの血液疾患患者の入院ベッド探しは難渋していた。特に、研究優先の大学病院は、受診さえ拒否、という背景もあった。
ベッドを所有している後ろ盾がないので、非常勤医としての継続契約は打ち切り宣告を受けた。大学病院側の事情も垣間見えたという点で、巨大組織、力で押しつぶし、排除してくる、過去の記憶の想起となった。

もう一点、某病院に非常勤医を依頼されてから30年ほど、院長と面談することはまったくなかったので、内容には、予測をもって、院長の要請に応じて赴いたのだが、話を切り出すまでの過程が、狭い医師の世界なので、面識はあったのですが、単なる面識以上の接触があった過去を懐かしむためなどというこじつけ後という点が、人物に思いを馳せ……。
コメント
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