宇塚院長は、免疫学者多田富雄先生の著書を時折、朝の朝礼で引用する。
料亭で、会食後、玄関で、料亭の女将から、一期一会と思い、心からおもてなししました。といわれたので、この料亭には二度とふたたび訪れまいと思ったという。
客をもてなし、利益を得るのが料亭。経済的執着と無縁とはなりえない。
今日を限りの出会いであるので、すべての執着は今日を限りとする、
というのが一期一会である。
朝礼を聞いた職員は、料亭の女将並みだったので、一瞬の空白、戸惑いがあった。
多田富雄先生は、知っての通り能に堪能である。
天鼓は、鼓の名手であった子を殺した皇帝に対する恨みを許す父、
怨念で、漂っている霊が成仏する 演目が多い。
今日を限りに、○○○○○○。
いかようにでも、あすを生きる。