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すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

念写?超能力もびっくり!

2008-12-11 22:47:40 | ひとりごと
 今日ニュースで画期的な研究成果が発表された。目で見た物を脳の信号を読みとることで映像化するというもの。原理などの難しいことは分からないが、結局頭の中のイメージを映し出せると言うことだ。
 研究で映し出されたアルファベットは、ちょっとぶれたようなモザイクがかかっているような感じだったが、ほぼ見た物を写している。昔の念写のようである。
 これが実用化されると、障害のある人とのコミュニケーションに役立ったり、夜見た夢を映画のように鑑賞できたりするらしい。ものすごく未来的な話であるが、現実にそこまできているのだ。
 そして研究しているところは京都らしい。日本人ってすごいと思う。

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遠藤実さん追悼番組

2008-12-10 22:17:36 | ひとりごと
 作曲家の遠藤実さんが亡くなり、追悼番組が放送された。決して演歌が好きなわけではないが、キヨちゃんと一緒に番組を見ながら、そのほとんどの曲を知っていて、歌えることに驚いた。いえ、キヨちゃんではなく私が歌えるのである。
 それほど、有名で親しみやすい曲ということであろう。また、演歌だポップスだとあまり境界線がなく、歌謡曲全体が活気づいていた時代だった。だから、歌える。そして改めて聞くと、歌手が実力派揃いである。
 中国に行ったままの友人に(以前書いた俳優)メールしたら、100人くらいしかいない村で、「北国の春」が流されたという。時期がちょうど亡くなった頃なので、中国でも追悼だったのだろうか。
 番組内で森昌子さんが手紙を読むところでは、胸を打たれた。テレビを見ながら餅を食べていたキヨちゃんは、皿から口になが~く伸びた餅をくわえたまま、泣いていた。(っていうか、泣くか食べるかどっちかにしようや)
 森昌子さんはもともとすごく歌唱力のある方だったが、正直カムバックしてきたばかりの時は、ブランクは厳しいと感じた。けれど、さすがはプロ。今日は「森昌子」に戻っていた。
 昭和がどんどん遠くなる。昭和がどんどんあちら側に行ってしまう。さみしいなあ。

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父ちゃんの愛

2008-12-09 16:37:24 | ひとりごと
 四十九日を終えて、少し落ち着いたキヨちゃんに「お四国まわり」のお誘いが来た。もともと信心深く、何回も八十八カ所をまわっているキヨちゃんである、行きたくないはずはない。
 「せっかくじゃけん、行ってこんけんよ。」
私は二つ返事で賛成した。
 キヨちゃんは嬉しそうに久しぶりに、お四国まわりの準備を始めた。ところが長く父の介護で外出することがなかったので、衣装やら記帳簿やらをどこにしまったか分からない。
 仕事から帰ると一日中探し回ったのに見つからないと、かなり落ち込んでいた。夜には少し私も探したが、分からない。おそらくひとまとめにして片づけているはずなのだが、どんな箱に入れ、どこに置いたかが見当付かなかった。
 キヨちゃんとお経をあげた後、
 「父ちゃん、母ちゃんお四国のセットをどこかにしまい忘れたんじゃって。母ちゃんだけじゃよう見つけんけん、探してやって。」
と二人して笑いながらお願いした。
 翌日仕事から戻るとキヨちゃんから、御利益さっそくあって見つかったとの報告。それは押入の天袋にきちんと箱に入って片づいていた。表には父の筆書きで
 「八十八カ所お参り服 平成○○年・・・・」
と書かれてあった。
 キヨちゃんはそれを抱きしめて、しばらく号泣したらしい。私も話を聞いて目頭が熱くなった。
 父ちゃん、あなたって人は・・・・。


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キヨちゃんの知恵袋

2008-12-08 23:37:13 | うちのキヨちゃん
 最近キヨちゃんとテレビを見ることが多い。前にも書いたが、最近の高尚なクイズ番組はキヨちゃんには難解すぎてついていけない。バラエティもテンポが速すぎて、内容がよく分からないらしい。
 意外にもついていけているのが、「はねるのトびら」である。その中の100円の商品を見極めて買うというのは、分かりやすいし意外な高値に一緒にびっくりできる。またキリギリスの格好でいろいろな「ぎりぎり」にチャレンジする「ギリギリッス」(?)は、内容が分かりやすいし、一緒に応援したり笑えたり。ただ、ニンニクやニラの息を吐き掛けるのはキヨちゃんにとって「下品」と嫌うだろうと思っていたが、今のところ何をしているかわかってないらしくクリアしている。
 後はもともとご贔屓の「東京フレンドパーク」。これは前にも書いたが、お年寄りには絶大な人気がある。そしておばあちゃんの知恵袋的なクイズ番組。
 さて、先日その知恵袋的なクイズ番組を一緒に見ていた。これはキヨちゃんの得意分野である。その時のクイズは「牡蠣」を洗うのに適している野菜は?である。
 「あ、これ分かる。母ちゃんいっつも大根で洗いよるでなあ。」
私はそう言ってキヨちゃんの反応を待った。するとキヨちゃんは予想外に考え込んでいる。
 「う~ん。大根じゃと思うんじゃけどなあ・・・」
 「ほな、大根じゃわ。」
しかし悩むキヨちゃんは私の言葉にこう答えた。
 「大根は野菜じゃないでえなあ・・・。」
・・・・・もしもし?大根とはなんぞや???

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思い・・・

2008-12-07 21:54:13 | じいとんばあ
母ちゃんは お父さんとおりたいん
たくあん 食べてでも
一緒に おったほうがええ
もう先長くないし ちいっとでも
おりたいん

おふくろ そない言うたって
その弱った体で どうするぞ
俺ら 離れて住んどるけん
ずっとは 助けてやれんけん

穏やかな時間を
夫婦でゆるりと過ごしてた
妻は病気をおしてでも
あの時間を取り戻したかった

父を思い、母を思う
離れて暮らす家族の苦悩
誰よりも気持ちは分かっている

突然 施設に行くしか無くて
思ったより長く長く とどまって
それでも 事情を呑み込んで
文句も言わない
そんな あなたを
こんなにも 妻は思っている

あなたと 妻と 家族と・・・
みんなにとっての幸いを
私は 導き出せるだろうか

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大雪前日・・・暦は当たる!

2008-12-06 20:04:53 | ひとりごと
 明日は大雪。暦は当たるもんなのか。今日は銀世界だ。
 雪の降る中。キヨちゃんの日課となっている父へ熱いお茶を飲ませる為に墓へ向かった。四十九日までは仏壇で良かったのだが、今はお墓で寒いからと日参している。
 「雪降って寒いなあ。熱いお茶持ってきたよ。寒いの嫌いやったけんな。」
そう言いながら、キヨちゃんは水筒のお茶を注いだ。
 それから買い物に出掛け、新しいロウソク立てや湯飲みを買い、夕方近所の温泉に行った。すっかり温泉がお気に入りのキヨちゃんは
 「これから週に1回は連れてきてもらおう」
と言う。せめてゆっくり浸かってくれたら、私ものんびりできるのだけど・・・。
 明日も雪だろうか。それこそ大雪・・・。山奥に仕事で行くのだけど・・・。無理だろうか?




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親子でダウン

2008-12-04 21:32:14 | ひとりごと
 2日。四十九日の法要を終えて、ブログを書いて入浴し、さてっと布団に入ったが、頭痛と胃痛が襲ってきた。吐き気もあるが嘔吐まではしなかった。ただ、ひたすら痛くて眠れなかった。
 3日朝からふらふらする。トイレに行くと、掃除を途中までしている感じ。見ればそこら中嘔吐の後。キヨちゃんを起こしに行くと
 「ゆうべ気持ち悪くなって、吐きに行ったが間に合わなかった。」
とのこと。私もムカムカしながら掃除の続きをした。
 ふたりして・・・と考えると一瞬「食中毒」が脳裏をかすめたが、キヨちゃんはすぐに復活していたし、寝入りばなに父のお供えの焼酎をストレートでコップ酒したらしいから悪酔いであろう。
 私はそれから悪寒があり、これはやばいなと思う内に37.8度の熱。マックスは37.9で、夕方までには37.4には下がっていたが、一日気分悪く過ごした。生憎診療所が休診で点滴も出来ず、ポカリばかり飲んでいた。
 今朝には平熱に戻ったので、どうやらインフルエンザでもなさそうだ。仕事はやはりふらふらしたが、帰りに診療所に寄ったが熱も下がっているし、胃薬と吐き気止めだけもらった。
 親子して、疲れが出たかな・・・。


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無事に納骨を済ませました。

2008-12-02 20:52:56 | ひとりごと
 本日、父の四十九日の法要を無事終え、納骨を済ませた。
 焼き場から父のお骨を持ち帰った時は、何て小さく軽くなったのだろうと思ったが、今日納骨に向かう私の腕の中で、父の骨壺はやけに重たかった。ずっしりと、重い。
 これまでキヨちゃんは涙の日々だったが、私は意外に大丈夫だった。しかし、今日は胸にずっしりと堪えた。こういう物なのかも知れない。
 父のいない部屋で、親戚の人たちがあれこれと心配をする。
 「仏壇の位置が悪いから、内装を変えた方がいい。」
 「世帯主が(私)あの小さな部屋で寝ているのは駄目だ。父さんの部屋に移れ。」
 「収入がないから、これから大変。」
 「押入を壊して、天袋を神棚にして、キヨ子には踏み台を用意して。」
・・・・。なぜ、そんなことまで?
 「私(うち)の収入は少ないけん、これから切りつめて生活するから、大きな改装工事などはするつもりはないけん。どこの部屋で住むかは母さんとこれから考える。第一今の部屋に不満はないし、動くの面倒くさい。母さんは足腰がこれから弱るので高い位置に踏み台で上がるのはやめてほしいくらいじゃけん。」
 少し嫌味な言い方だったかも知れないが、正直余計なお世話だと思った。いけないところは少しずつ直して行くつもりだが、父の存命中にそんな話が全く出ていなかったのにと思うと、これからしっかりしないといけないと強く感じた。
 とはいえ、親戚の人たちはみんな本当に心配してくれているのだ。ただ、必要以上に踏み込むのは田舎の年寄りの悪い癖だ。
 昨夜は2時から全く寝ていないキヨちゃん。今夜はよく眠れるだろう。
 父との別れは、これからゆっくりと実感することになるのだろう。

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