月末なのに草むしり

　今日は朝少しだけ早く出勤した。月末の仕事が待っているが、出来るだけ残業せずに帰ろうと思ったのだ。
　連休は連休だからこそ会えるご家族と、連休だから会えないご家族や担当様がいて、蓋を開けるまで分からない。
　朝早く出た分、デスクワークをして、それからアポイントを取った。いいお天気なので、連絡がつかないところも、畑にいるとか散歩している可能性もあるのでとりあえず出かけた。
　午前中、お約束の２軒は無事訪問。アポ無しの家のうち１軒は在宅。もう１軒は案の定炎天下（といっても良いほどの暑い日差し）で草刈りをしていた。心配でしばらく付き添った後、家に誘導した。残りは留守でしかも周辺にもいなかった。
　午後アポイントを取ったお宅と、同じく「会えるかもしれない」と連絡がつかなかった家にも。午後は残念ながらアポ無しの家は不在だった。
　出掛けに、事務所の前の草むしりを隣の事務所のスタッフがしているのを見た。私も物凄く気になっていたのだが、その暇が無い。といって、彼女が暇なはずは無く、見苦しいので無理して頑張っているのだろう。
　幸か不幸か不在で１時間も早く戻ったので、私も草むしりをすることにした。デスクワークもあったが、とりあえず出掛ける仕事はアポが取れなかったのだから、１時間ほど草むしりをして、それからデスクワークをするつもりだった。
　そこへ軽費老人ホームのＡさんが参加。この方は運動が大好きですごい距離を歩くので、奥さんが付き添うのに苦労している。だから、手伝ってもらえれば助かるし、奥さんもその間楽できるから一石二鳥ね・・・などと軽く考えていた。
　ところが、何しろ仕事が丁寧でそつがない。１時間で終わるつもりが一向に飽きない。
　「お疲れじゃないですか～？」
と降ってみるが
　「全然。皆さんも参加すれば良いのにね。」
ときた。
　そしてそこへ特養のお年寄りとスタッフがやってきた。どうやら、
　「帰る」
と徘徊しはじめたので、付き添っているらしかった。結局その二人も誘って草むしり。流石にそのおばあちゃんは手馴れた物で、若いスタッフに抜いていい草と、抜いてはいけない花を指示していた。
　結局楽しく話をしながら二人ともしっかり仕事をしてくださり、私は２時間草むしりをしていた。あああ、デスクワーク・・・。
　明日・・・頑張ろう。

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