すずめ通信

すずめの街の舌切雀。Tokyo,Nagano,Mie, Chiba & Niigata Sparrows

第585号 春の雪

2008-04-03 17:44:32 | Nagano Report

【Nagano】我が家のある長野の山腹では、3月31日の朝、雪が降りしきり、15センチぐらいの積雪で回りの景色はおとぎの国のようであった。しかしお昼ごろまでには晴れ上がり、春の日差しに雪は夕方迄にはすっかり消えてしまった。

ところが翌朝起きてみると、なんとまたもや一面の銀世界。積雪は5センチ程度だったが、前日と違い真冬のようなさらさら雪で、同じ雪でももっと明るく見える。朝日を受け、柔らかく輝いていた。

暖かくなって来て、なんとなく景色がだらしなく感じられていたこのごろ、私には天からの思わぬ贈り物であった。でも、やっと開き始めたクロッカスはさぞやびっくりしたことだろう。

春になりかけは、私の中では、花が咲き始めるのを待つ気持ちと、もう一時は雪を見られないという気持ちが、ないまぜになる。春になりかけの時以外の季節の変わり目は、冬に向かって行くだけだから絶対に感じない気持ちである。





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