【Tokyo-k】萩原朔太郎に「広瀬川」と題する詩がある。「広瀬川白く流れたり/時さればみな幻想は消えゆかん」と始まり、「われの生涯(らいふ)を釣らんとして/過去の日川辺に糸をたれしが」と転じて「ああかの幸福は遠くにすぎさり/ちひさき魚は眼にもとまらず」と結ぶ、わずか6行の郷土望景詩である。前橋の市中を下る利根川疎水・広瀬川は、朔太郎の生家から近い。流れは今日も白い波を立てているが、「糸を垂れる」人はいない。 . . . 本文を読む
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