すずめ通信

すずめの街の舌切雀。Tokyo,Nagano,Mie, Chiba & Niigata Sparrows

第94号 マレーシアに行ってみた 13

2004-11-30 16:21:00 | Tokyo-k Report
【続々・コタキナバル】コタキナバルは、小高い丘陵が小島の点在する入り江に落ち込む天然の良港だったことが地勢からわかります。ただ現在は海岸が広く埋め立てられ、ダウンタウンのほとんどは埋立地に広がっています。町の名前はキナバル山の「キナバル」と、半島だか島の意味だという「コタ」が組み合わされた地名なのだそうです。ただ肝心の「キナバル」の意味は諸説あって、私にははっきりわかりませんでした。 州都ですか . . . 本文を読む
コメント

第93号 マレーシアに行ってみた 12

2004-11-29 00:05:03 | Tokyo-k Report
【続・コタキナバル】海外ロングステイ夢想者のマレーシア下見見聞録を書き続けていますが、マレーシアのその種の紹介本で必ず取り上げられているのはペナンです。リゾート地としても著名なペナンは素晴らしい所らしく、この「すずめ通信」にも「ペナンがいいと思う」というコメントをいただきました。ほかにも高原の避暑地カメロン・ハイランドなど、魅力的な候補地はたくさんあるようです。 では私はそうしたところへではなく . . . 本文を読む
コメント

第92号 マレーシアに行ってみた 11

2004-11-28 22:54:38 | Tokyo-k Report
【コタキナバル】南シナ海をひとっ飛びして、コタキナバル(KK)にやってきました(写真)。クアラルンプール(KL)の中心部から空港までは、車だと渋滞を計算して2時間見る必要があります。新たに開通した新交通システムを利用すると30分です。KLからKKへはマレーシア航空の国内便で2時間余。東マレーシア(ボルネオ島)の北半分を占めるサバ州の州都です。 ボルネオは世界で3番目に大きな島で、日本の感覚で見れ . . . 本文を読む
コメント

第91号 日本の医療保険制度が懐かしい

2004-11-27 12:37:41 | Washington Report
【Wahington】日本では改革の名のもとに、医療に自由診療なる制度を加えようとしてるらしいし、地方は教育を自分達の手によこせと言っているらしい。でも「ちょっと待って」と叫びたい。 日本を20年も離れている間に、日本の政党はくっついたり、離れたり、割れたり、消えたりし、首相はしょっちゅう変わるし、つい最近までは選挙に参加することもできず、だんだん細かいことには興味がなくなり、日本の新聞の政治面 . . . 本文を読む
コメント

第90号 マレーシアに行ってみた 10

2004-11-27 00:25:27 | Tokyo-k Report
【クアラルンプールの伊勢丹】地下の食品売り場は品揃えもパッケージも、日本の高級スーパーといった感じです。試しに握り寿司を買ってみたところ、醤油パックも有料で味は評価以前でした。価格は日本から見たら安いけれど、マレーシアでは結構高いのではないでしょうか。 こんな具合にクアラルンプールを歩いていて、私は海外へ行くと時に襲われる孤立感というものを味わうことはありませんでした。ヨーロッパやアメリカの町な . . . 本文を読む
コメント

第89号 マレーシアに行ってみた 9

2004-11-27 00:14:20 | Tokyo-k Report
【まだまだクアラルンプール】クアラルンプール(KL)はマレーシアの首都ですが、政府機能は近隣の新都心に集約されているようで、KLは政治都市というより経済・商業都市という印象です。日本の都市に当てはめると、規模では神戸市くらいになるでしょうか。日本では人口が100万人を超えた都市は地下鉄の建設に取り掛かりますが、KLは公共交通機関としてモノレールを選びました。都心部を環状に走り、郊外へと延びています . . . 本文を読む
コメント

第88号 マレーシアに行ってみた 8

2004-11-26 07:39:40 | Tokyo-k Report
【またまたクアラルンプール】ペトロナスツインタワーができるまで、長くクアラルンプールのランドマークだったテレビ塔に登ってみました。丘の上に立っていて、360度の眺望が楽しめます。私が旅行したのは乾季でしたが、それでも午後に一度はスコールがやって来るようで、このときも展望台の外は突然のスコールでした。向き合うツインタワーも雨に煙り(写真)、熱帯の大粒の雨が足元遥か下に消えていく眺めはなかなか新鮮なも . . . 本文を読む
コメント

第87号 マレーシアに行ってみた 7

2004-11-25 17:20:35 | Tokyo-k Report
【クアラルンプールの中華街】中華街は世界のどの都市にもあるように活気に満ち、中華料理店などが軒を連ねています。ところが夕刻とともにメインストリートにワゴンを並べた露天が埋め尽くします。有名ブランドのバッグ、時計、化粧品が山のように並びます。ただ「そのすべてが偽物」という忠告を受けました。 私はラフな格好で、いかにも市民のように歩いていたのですが、「社長」「社長サン」と日本語で声がかかります。やは . . . 本文を読む
コメント

第86号 マレーシアに行ってみた 6

2004-11-25 12:45:11 | Tokyo-k Report
【続々・クアラルンプール】通りすがりの旅行者にはうかがい知ることはできませんが、個々人ではなく人種というボリュームで捕らえた時、習慣や文化の違いから来る社会的緊張というものはやはりあるものなのでしょう。しかしもし定年後、この国にロングステイさせてもらうとしたら、私も日本人という異人種の一人になるわけで、かえってこのような人種混在社会の方が暮らしやすいのではないかな、などと考えます。 明らかなこと . . . 本文を読む
コメント

第85号 マレーシアに行ってみた 5

2004-11-24 10:27:06 | Tokyo-k Report
【続・クアラルンプール】マレーシアという国の最大の特徴は、マレー系・中国系・インド系の人種混合国家ということでしょう。もちろん第1儀的な「土地の人」はマレー人と規定され、公用語もマレー語が維持されていますが、そのマレー人が占める比率は60%に満たないという人種の混在ぶりは、白人・アフリカ系・ヒスパニックが混在するアメリカに似ているかもしれません。 マレー人は「もともとここはわれわれの土地」という . . . 本文を読む
コメント

第84号 マレーシアに行ってみた 4

2004-11-23 00:10:53 | Tokyo-k Report
【クアラルンプール】マレーシアの第一印象は「緑の洪水」でした。マレーシア航空のスリムなワンピースに身を包んだスチュワーデス(今はこの呼び名は死語なのでしたっけ?)さんが、全く聞き取れないマレー語のアナウンスの後に英語で「間もなく到着」を告げるころになると、マレー半島の広大な大地が眼下に広がってきます。木々が見分けられるまで高度が下がると、なにやら濃い緑の点が見渡す限り広がっているではありませんか。 . . . 本文を読む
コメント

第83号 マレーシアに行ってみた 3

2004-11-22 11:41:25 | Tokyo-k Report
【クアラルンプール国際空港】「定年」が他人ごとでないと自覚する年齢になって、初めて「定年後は海外でリゾート生活」とか「海外で優雅に年金生活」といった本やテレビ番組が目に飛び込んでくるようになりました。そうした時期を迎えるまでは、誰も自分のこととして「リタイア後」を考えないものです。私もそうでした。逆にそうしたころになると皆さん強い関心が湧くようで、同年輩での集まりで「マレーシアへ下見に行って来た」 . . . 本文を読む
コメント

第82号 アメリカ人は外車がお好き

2004-11-22 10:32:10 | Washington Report
【Wahington】ワシントン市は本格的車社会が到達する前に出来上がった街で、一軒家に車庫があってもせいぜい一台分。古い集合住宅だと車庫は戸数分ないことが多い。だからといって新しい生活様式にあわせて家を建て替えるなんてことはしない。なにしろ住宅市場では良く手入れされた築100年、200年といった家がまず先に売れるような街なのだ。 ではどこに車を置くか。路上である。どの住宅街の道も最低片側を駐車 . . . 本文を読む
コメント

第81号 マレーシアに行ってみた 2

2004-11-21 08:59:08 | Tokyo-k Report
【出発前に歴史を学ぶ】マレーシアは太平洋戦争で日本が占領したこともありましたが、長く英国の植民地で、1957年に独立しました。人口は現在約2300万人。65%がマレー人、26%が中国系、7%がインド系で、わずかながら少数民族もいます。半島側に80%、東マレーシア(ボルネオ島)に20%といった比率です。半島マレーシアに11州、東マレーシアに2州あり、主とクアラルンプールと東側に小さな島が特別区になっ . . . 本文を読む
コメント

第80号 マレーシアに行ってみた 1

2004-11-20 08:18:53 | Tokyo-k Report
【出発前に地理の勉強】私(Tkyoの雀)は今年の6月から7月にかけて、マレーシアを旅行しました。今回、再び連載を始める理由は文末の「謹告」をお読みいただくとして、まずはマレーシアの地図をご覧ください。その所在をシカとご確認いただきたいと思います。この地図は、クアラルンプール日本人学校が作成した資料集「MALAYSIA 2004」に掲載されているものです。 私は偶然、この資料集を入手したのですが、 . . . 本文を読む
コメント