【Mie】帯広での同窓会の翌日、約30年ぶりに釧路を訪れた。駅前のホテルに宿をとり、9階の部屋から見下ろす釧路駅は昭和50年に私が釧路を去って以来、今も変わらない(写真・上)。それだけ古く、今では新装なった帯広駅より見劣りするのはしかたがない。
着いてすぐに幣舞橋へ向かった。日曜日の夕方だというのに中心街は車や人影がまばらで閑散としている。これも200カイリと炭鉱閉山による不況のせいか? . . . 本文を読む
【Tokyo-k】異常猛暑が去ったとたん、今度は秋の長雨となった東京ですが、今日は久しぶりに青空がのぞきました。それっ! と部屋を飛び出して、神代植物公園に行ってきました。もしお気に入りのショットがありましたらその番号をコメント欄にお寄せください。写真術の勉強のため、参考にさせていただきます。
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【Mie】「♪窓は夜露にぬれて 都すでに遠のく 北へ帰る旅人ひとり……♪」
この曲は昭和36年にヒットした小林旭の「北帰行」。先日、私の第2のふるさと・北海道を旅してきた。10年ぶりの北海道は懐かしく、旧友との数十年ぶりの再会に心が洗われた。
10代から20代にかけて、帯広で学生生活(4年)と釧路で社会人生活(2年)の計6年間を北海道で過ごした。今回の旅は帯広での卒後40年の同窓会に参加す . . . 本文を読む
【Tokyo-k】私の書架の一角を、『世界教養全集』が占めている。平凡社が1961年9月から刊行した本巻34巻、別巻4巻の全38冊シリーズだ。B6版と小型ながらクロス装幀できちんと函に入っている。第1巻は『哲学物語(W.デュラント)』で、最終配本は1963年9月の別巻4『語録 永遠の言葉』だ。定価は各巻350円。
けっこう売れたシリーズだったのだろう、第1巻は1967年8月に16版が発行されて . . . 本文を読む
【Mie】菅と小沢は同じ民主党内の候補なのに、政権構想がお互いこれほどまでに異なると、まるで与野党間の党首争いのような選挙戦である。こんなことなら選挙しなくても、お互いに協力して政権運営をすればいいのに、と思ってしまうが、結局のところ党内の権力争いに他ならない。
そこで私が両候補について抱いたそれぞれのイメージを述べてみる。いい点もあれば悪い点もあるが、あくまでも私個人が感じたイメージなので . . . 本文を読む
【Tokyo-k】久しぶりに聞く雨音が耳に心地いい。東京は1ヶ月ぶりのお湿りだ。とりわけ私が暮らすあたりは都心以上に降雨が乏しく、散歩コースを彩る草木は日ごとに生気を失いつつあった。カシやサクラの葉にはうっすらと砂埃が積もり、アジサイやカクレミノはうなだれた葉をようやく支える痛々しい姿になって、散歩する者をハラハラさせていたのである。いま公園を歩けば、そうした木々が嬉々としてささめく会話を聞くこ . . . 本文を読む
【Tokyo-k】この夏、伊勢の松阪に行った。私には3度目の松阪である。ただこれまでは本居宣長記念館に直行し、その展示を眺めて旧居「鈴屋」に立ち寄り、次の目的地に向かうという慌ただしさだった。今回も「鈴屋」までは同じことだったが、そのあと城跡をゆっくり見物し、市中も歩いてみる余裕があった。伊勢と関西をつなぐ交通の要衝にあり、城下町でありながら豪商が生まれる気風が宣長の学問にも関係していたように感 . . . 本文を読む
【Mie】先日、レオナルド・ディカプリオ主演の映画「インセプション」を観た。渡辺謙が共演ということで期待して観に行ったが、途中で居眠りしてしまい、ストーリーが難解でさっぱり訳が分からず、おまけに上映時間(約2時間半)がやたらと長く、前評判の割には期待はずれだった。
この映画のレビューを観ると、星四つ以上の高評価と、星二つ以下の低評価に分かれるようだが、私の評価は後者の方で、★★☆☆☆。アクシ . . . 本文を読む
【Tokyo-k】くわんおん の しろき ひたひ に やうらく の かげうごかして かぜ わたる みゆ
和歌を横書きで表記することはどうも気が引けるが、このブログの仕組みがそうなっているので致し方ない。と、言い訳しながら会津八一の代表作の一つを掲げるのは、この1首が私の《最も》好きな歌であるからだ。尤も、記紀以来の数ある歌の名品から「最も好き」だと1首だけに絞り切ることなど不可能な作業であるこ . . . 本文を読む