すずめ通信

すずめの街の舌切雀。Tokyo,Nagano,Mie, Chiba & Niigata Sparrows

第578号 小麦価格上昇と食料自給率

2008-02-22 17:53:26 | Mie Report
【Mie】最近のニュースによると、輸入小麦価格が30%も値上がりしたという。このためパンやうどん、ラーメンなど小麦粉を原料とする食べ物が一斉に値上げされる事態となりつつある。昨年からの原油価格高騰によるガソリンや灯油、石油関連製品に続く値上げラッシュで、消費者にとっては頭が痛い。 今回の小麦価格上昇は、オーストラリアなど世界主要小麦生産国での干ばつによる生産量の減少が原因の一つであるが、それ . . . 本文を読む
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第577号 「吉野せい」と「いわき」

2008-02-19 14:47:32 | Tokyo-k Report
【Tokyo】福島の「いわき」に行くことになって「吉野せい」さんを思い出し、書架の奥を探ってその作品集を取り出した。小ぶりな単行本である。「せいさん」などと書いたが、面識があるわけではない。どこか聞き覚えのある名前のような気がして、古書店で「100円」で買ってきた『洟をたらした神』(1975年、弥生書房)の著者である。しばらく忘れていたのだが、「いわき」で久々に記憶がよみがえり、読み直してみた。 . . . 本文を読む
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第576号 米大統領選予備選

2008-02-12 21:14:19 | Mie Report
【Mie】米大統領選の候補者指名争いは、スーパーチューズデーを終えて民主党のオバマ上院議員とヒラリー・クリントン上院議員が大接戦を演じている。一方、共和党の方はマケイン上院議員が候補者にほぼ確実な情勢らしい。 私はアメリカの政治をよく知らないし、民主党のオバマ、クリントン各氏がどんな政策を掲げ、どこがどのように違うのかはよく分からない。しかし、新聞やテレビで連日のようにこのニュースが報道され . . . 本文を読む
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第575号 ソウル「南大門」を惜しむ

2008-02-11 20:02:47 | Tokyo-k Report
【Tokyo】ソウルの南大門が炎上し、崩落した。その無残な映像を見て、海の向こうの出来事とはいえ、私は辛かった。南大門は韓国の、いや、朝鮮半島のランドマークといってもいい存在である。韓国の人たちの落胆はいかばかりか。日本でなら法隆寺五重塔が焼け落ちたようなショックであろう。 1昨年、韓国を再訪したのは、新しいソウルを探訪したかったからとはいえ、かつて眺めた南大門と、もう一度じっくり対面したくなっ . . . 本文を読む
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第574号 社会保障のための国民総背番号制を考える時

2008-02-09 17:24:41 | Nagano Report
【Nagano】行方不明年金問題の最大原因は、役所のずさんな仕事以前に、個人個人があまりにも国におんぶにだっこのせいだと私は思う。年金は25年間毎月お金を納め続けても、最終的には自己申請制なのである。それが日本の年金制度の約束事なのである。国には、自己申請しない人に、わざわざお金を支払う義務はない。 しかしである、国には、国民が収めたお金をきちんと管理しておき、請求があった時には1円の過不足も . . . 本文を読む
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第573号 「滝川武」を知らないか

2008-02-07 07:15:29 | Tokyo-k Report
【Tokyo】貧弱とはいえ、我が家は私の厳しい審美眼(と厳しいお財布事情)を通過した美術品で賑わっている。その《すずめギャラリー》の収蔵品に、新たな2点が加わった。一つは三岸節子の『花』(1997年)。もちろん原画が私に購入できるはずはなく、その作品を元に200点プリントされたリトグラフである。もう一つは「Takeshi Takigawa」とサインの入った版画=写真・部分=で、「No.377・・ . . . 本文を読む
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第572号 中国製冷凍ギョウザ中毒事件

2008-02-06 13:57:57 | Mie Report
【Mie】今この問題が日本中を騒がせている。昨年からの国内での消費期限偽装や食材の産地偽装などと比べ、今回は殺虫剤混入による人体被害が出ている点で、より深刻である。前者は偽装だけで被害はなかったが、今回は生命にも関わり、「食の安心・安全」を根底から揺さぶる事件として国民の関心も高い。 しかも中国製の加工食品ということが騒動をさらに大きくしたように思われる。というのも、日常の衣料品や雑貨、その . . . 本文を読む
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第571号 映画『earth』を観る

2008-02-02 16:53:34 | Mie Report
【Mie】映画「earth」は、地球の北極から南極までの四季折々の自然を、ホッキョクグマやザトウクジラ、アネハヅルのヒマラヤ越え、アフリカゾウの大群の移動など陸・海・空の野生生物の過酷な生存環境とともに、航空撮影を駆使した素晴しい映像で伝えるノンフィクション・ドキュメンタリーである。 46億歳の地球が、50万年前に巨大な隕石の衝突により地軸が23.5度傾き、その結果、四季の移ろいと寒暖の . . . 本文を読む
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