すずめ通信

すずめの街の舌切雀。Tokyo,Nagano,Mie, Chiba & Niigata Sparrows

第315号 鳥インフルエンザ

2006-01-31 23:22:30 | Mie Report
【Mie】鳥インフルエンザが世界的に徐々に拡大する様相を呈してきた。タイやベトナムなど東南アジアでの発生から始まり、一昨年は日本でも京都で高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)の発生があり、昨年からは茨城でH5N2型の高病原性鳥インフルエンザが発生して、今年に入ってからも現在に至るまで終息の気配はみられない。 海外では、東アジア以外で初めてトルコに感染者が出てヨーロッパに拡大する気配を示してお . . . 本文を読む
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第314号 映画『オリバー・ツイスト』を観る

2006-01-30 13:07:50 | Tokyo-k Report
【Tokyo】映画『オリバー・ツイスト』を観た。ディケンズの原作を読んだことがあったかどうかさえ覚えていないが、多分、原作に描かれた19世紀のロンドンの情景を忠実に再現することにエネルギーが割かれ、孤児が置かれた当時の社会構造を、人間の心理によって浮き彫りにするという、小説最大の狙いを映像化することまでは追いつかず、映画としては極めて平板な作品で終わってしまっていた。したがって私の評価は★★★☆☆ . . . 本文を読む
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第313号 2月のカレンダーができました

2006-01-28 23:27:00 | Tokyo-k Report
【Tokyo】自家製カレンダー(Monthly)を作ると宣言(「すずめ通信」第298号=05年12月30日)したTokyo雀でしたが、早くも己のセンスの限界に打ちのめされています。難渋しながら、それでも何とか「2月」を作ってみました。内心では「面白い出来ではないか」などと慢心しているのですが、お褒めの言葉は無用に願います。これ以上増長すると、「3月」が作れなくなるかもしれないからです。そしてデザイ . . . 本文を読む
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第312号 「書の至宝展」にKOされる

2006-01-27 14:41:20 | Tokyo-k Report
【Tokyo】上野の東京国立博物館で開催中の「書の至宝・日本と中国展」(2月19日まで)を観てきた。私は自慢ではないが、習字の展覧会では銅賞以上を貰ったことがないという下手というか悪筆なのだが、名筆を鑑賞することは好きだ。書の展覧会というのはどうしても地味になるものだけれども、王義之以来の日中の名跡をここまで集めると、人の手が成す筆さばきの妙に圧倒される。中でも今回初めて見た三跡の一人、藤原佐理( . . . 本文を読む
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第311号 ライブドア騒動とマスコミ

2006-01-24 11:23:05 | Tokyo-k Report
【Tokyo】このところのホリエモン騒動に、皆さんはどんな感想をお持ちでしょうか。私は新聞を読むことが少なくなって、最近はもっぱらテレビからの情報受け入れが多いのですが、昨日の「堀江逮捕」時の騒々しさには辟易しました。まるで総理大臣が身柄拘束されたような騒ぎよう(いや、はしゃぎよう、と言った方がいいか)でした。視聴率稼ぎにさんざんホリエモンを利用し、同時にライブドアの虚像作りに協力してきたのがテレ . . . 本文を読む
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第310号 目崎徳衛著『出家遁世』を読む

2006-01-21 12:52:42 | Tokyo-k Report
【Tokyo】目崎徳衛著『出家遁世』(中公新書、昭和51年)を読んだ。定年退職を目前にした男にとっていかにもきわどいテーマではあるが、それほど深い意味はない。古書店の店頭で格安の値がついていたので、つい手が出たまでなのだ。ところが存外、これが面白かった。副題に「超俗と俗の相克」とあるように、「俗を脱したい」と夢見ながら「俗にまみれて」生きているのが人間であろう。少なくとも私はその一人だ。平安から鎌 . . . 本文を読む
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第309号 コニカミノルタ・ショック

2006-01-19 23:54:07 | Tokyo-k Report
【Tokyo】「コニカミノルタがカメラ事業から撤退」というニュースに、私はショックを受けています。各メーカーのデジタル一眼レフを比較検討し、ようやく「コニカミノルタαSweet」(写真)を購入したばかりだからです。NHKニュースでは「事業はそっくりソニーに譲渡される」と言っていましたが、ユーザーのためのメンテナンスサービスはどうなるのか、不親切なNHKらしくそういう身近な問題には触れていません。ど . . . 本文を読む
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第308号 「全国良寛会」と雑誌『良寛』

2006-01-18 13:35:00 | Tokyo-k Report
【Tokyo】図書館とはありがたい。散歩の途中に寄った武蔵野市中央図書館で『良寛』という雑誌を見つけた。「全国良寛会」(こういう団体があることも初めて知った)が発行する季刊(だったと思う)誌である。ぱらぱらと開いていると、私の高校のクラス担任で、古文を教えていた先生の講演録が掲載されていた。高校はとうに辞められたと聞いていたが、肩書きは筑波大学名誉教授となっていた。そして私の頭を出席簿でバンバン叩 . . . 本文を読む
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第307号 映画『The有頂天ホテル』を観る

2006-01-15 17:11:11 | Tokyo-k Report
【Tokyo】映画『The有頂天ホテル』を観た。「まあ、手ごろな時間つぶしになったかな」という程度の作品だった。あえて評価すれば★★☆☆☆といったところでしょうか。三谷幸喜という売れっ子が監督し、顔の売れた俳優、タレントが次々登場するにぎやかさだが、そのことがかえって「手軽さ」という言葉を連想させる。観た者に「私たちの社会は、ずいぶん手軽になってしまった」ということを気付かせるには、「いい映画」と . . . 本文を読む
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第306号 アメリカ人の犬の飼い方

2006-01-14 22:56:51 | Washington Report
【Washington】世界中で人気のある漫画のスヌーピーはいつも戸外の犬小屋の上で生活していますが、私はアメリカ生活20年で、まだ一度も犬小屋というのを見たことがありません。田舎ではどうかわかりませんが、アメリカの都市部では犬はたとえ広大な庭があろうとも屋内で飼うのが普通のようです。屋内でも外の靴のまま生活するアメリカ人の生活様式ともおおいに関係があるかもしれません。 それなのに、全米規模の愛 . . . 本文を読む
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第305号 「犬のオシッコ」についての一考察

2006-01-12 22:58:52 | Mie Report
【Mie】今年は戌年のせいか、最近マスコミは犬に関する様々な話題を取り上げているようだ。そこで「すずめ通信・第75号」(2004年11月15日)に取り上げられた「犬のオシッコ」について、動物相手の仕事に携わる専門家の立場から、少し私見を述べてみます。 最近の高齢化社会を反映して、犬をペットというよりもコンパニオン・アニマル(伴侶動物)として飼育するケースがここのところ目だって増えている。子供が独 . . . 本文を読む
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第304号 少子化問題と定年制(2)

2006-01-10 20:45:30 | Washington Report
【Washington】1月1日に少子化問題は定年制廃止でかなりの部分が解決できるのではないかと、国外からの目でかなり斬新な意見のつもりで書いたが、なんと日本政府がとっくにその方向に向かって策を講じていることがわかり、日本政府も捨てたものではないと感心している。 あまりお行儀のいいものではないが、お昼ご飯を食べながら、いつものように日本の事情に疎くならないようにと日本の新聞の国際衛星版を読んでい . . . 本文を読む
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第303号 シャロン氏の人生

2006-01-10 10:52:41 | Tokyo-k Report
【Tokyo】イスラエルのシャロン首相が危篤だと聞き、「この人に、心の平安はあったのだろうか」という思いが湧いた。もちろん私は「シャロン」個人を知っているわけではない。この世代のイスラエルの人々のことを考えたのである。第2次大戦下でのユダヤ人迫害、そしてイスラエル建国、数次の中東戦争、パレスチナ問題・・・。生き延びた人々が今度は迫害する側に回り、憎悪の連鎖を深めていく。そうした時代を生きて来て、倒 . . . 本文を読む
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第302号 効いた!「陀羅尼助丸」

2006-01-09 17:33:33 | Tokyo-k Report
【Tokyo】時おり飲んで救われてきた「陀羅尼助丸(だらにすけがん)」が終わった。吉野の山中、奈良県天川村洞川(どろかわ)で製造されている丸薬で、「和漢胃腸薬」と銘打たれている。私はこれを1998年11月23日、奈良県十津川村の山中、玉置神社の売店で買った(「みえ雀」氏がいっしょだった)。以来、過食、過飲のたびに飲んできたのだが、不思議なほど効能があった。穏やかな効き目ながら、確実に胃のもたれが消 . . . 本文を読む
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第301号 着々と進む増税への仕掛け

2006-01-08 23:25:52 | Tokyo-k Report
【Tokyo】増税包囲網が着々と張り巡らされている。シナリオを書いているのはもちろん財務省であろう。大臣に「増税やむなし」を言わせ、ほかの閣僚が「歳出カットが先だろう」と言い出すように仕組み、当たり前のことを言うだけなのに、さも国民の味方のような振りをさせる。そんな論争をマスコミは面白がって、ポスト小泉の乱打戦だと軽薄に囃す。そんなことを繰り返し聞かされているうちに、国民は増税アレルギーを忘れ、な . . . 本文を読む
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