【Tokyo】建具やさんによる収納部分の扉取り付けも終え、塗装やさんがすばやくワックスをかけた。リフォームは仕上げ段階である。
この段階になると、大工さんによる荒っぽい仕事の痕がこれまで以上に目に付いてくる。「目」が贅沢になってくるのだろう。施主と施工業者のせめぎ合いは、この辺から正念場を迎える。
どこかで妥協しなければならないのだろうが、荒っぽい手仕事の痕跡をどこまで許容できるかだ。「手作り . . . 本文を読む
【Tokyo】三菱ふそう、三菱地所、三菱マテリアル、三菱自動車、明治安田生命保険、三井物産、NHK、兼松日産農林、日本航空、コクド（西武鉄道）……。まだまだ洩れているような気もするが、不祥事を起こす企業の後を絶たないこと！
新聞には「企業防衛のため」などという見出しが躍っているが、違う！ 結局はそこに関係するすべての個々人の保身のためなのだ。企業モラル、商道徳などよりもただただみんな怖いのさ、自 . . . 本文を読む
【Tokyo】我が家のリフォームは4週目に入り、いよいよ最終コーナーを廻って全容が見えてきた。大工仕事は終わり、あとは建具屋による各クローゼットの扉取り付け→塗装→天井クロス→床張り→電気関係取り付け……で終了となる。
仕上げが近づいていくに従い、細かいところが気になってくる。部品の進歩はすごいテンポで進んでいるのだろう、化粧用の木製のテープを張ると、合板がまるで無垢の板のように見える。しかしよ . . . 本文を読む
【Tokyo】エコノミック・コメディー「ライブドアvs フジテレビ」は、キタオなにがしとかいう白馬の騎士が現れて、再び賑やかになったが、この「白馬の騎士」の品のなさが、コメディーをブラック・コメディーに転換しつつあるようだ。
地裁、高裁で完敗したフジテレビの日枝会長が、群がるレポーターの前から姿を消したあたりから、「白馬の騎士」探しに走り回っているのだろうと推測していた。その相手はソニーかソフト . . . 本文を読む
【Tokyo】映画「サイドウエー」を観に池袋まで出かけた。近所の吉祥寺はもちろん、新宿でも上映館がない、というマイナー・ロードショーの作品だが、アカデミー賞にノミネートされたという紹介記事を読み、観たくなったしだい。結論。池袋まで出かけた甲斐はあったが、「よかった！」と喝采をあげるほどではなかった。
先々週には「ボーン・スプレマシー」を観て、ハラハラどきどきのエンターテインメントを堪能したのだが . . . 本文を読む
【Washington】東京の雀さんのマンションリフォームは面白い問題や発見をはらみながらも着々すすんでるようですね。家を作ったり、改築したりというのは一生の内にそうないことなので、深い経験を役立てるなんてことができないところが辛い。しかし、少しずつ出来上がっていくのを見ながら、そこで生活してる自分達がすでに脳裏にくっきりと浮かび上がってきて、完成が待ち遠しいことでしょう。
東京の雀さんは、家を . . . 本文を読む
【Tokyo】リフォームは開始２週間が経過、新しい部屋の構造がだいぶ見えてきた。それと同時に、これだけの時間を経過してみると、工事関係者の人間模様もよく見えてくる。みんな大人だし、表面にこそ出さないが、この工事が終わればまたバラバラになるわけで、なかなか複雑な感情が生まれるようだ。
まず金主である施主（私）がいて、その相談役でもある監理者の設計士がいて、工事請負の工務店の社長がおり、その工務店所 . . . 本文を読む
【Tokyo】最近気になった言葉「純文学」。
若手といっても40台の芥川賞受賞作家のエッセーを読んでいたら「私は純文学だから……」という言い回しがあった。
また、もはや大家と言ってもいい年齢の作家（あくまでも年齢が「大家」的というだけだ）が「あの方は純文学だったから、生活は苦しく……」と書いていた。
いまさらながら、ではあるが、いったい「純文学」って何だ？
純粋な文学？ では「不純文学」ってある . . . 本文を読む
【Tokyo】梅の盛りが過ぎ、桜の開花まであと一息というこの季節は、スギ花粉がいよいよ猛威を振るって、1年で最も埃っぽい日々なのかもしれない。何日も湿り気のない東京は、歩いているだけで肌がかさついて来る思いがする。
雪深い地方でもこのころになると、小川の流れが映す光の動きから、ひそかな水温の緩みが窺い知れるようになる。積もった雪の表面はざらめ状に解け出し、極寒のころとは違った光の反射を見せる。土 . . . 本文を読む
【Washington】ブッシュ大統領が、世銀総裁にイラク戦争推進の先頭に立っていたあの、そう、マイケル・ムーアの華氏９１１度で櫛をなめなめ髪を梳かしていたあのウォルフォウィッツ国防副長官を次の世銀総裁に推薦すると発表して、イラク戦争反対を最初から表明していた諸外国ばかりでなく、世銀職員の間にも相当のショックの波が走ったようだ。
かくいう私も彼の名前が候補に上がり始めた時、チグハグな印象しかなく . . . 本文を読む
【Tokyo】リフォームという超個人事情に気もそぞろになっている間に、世の中はどんどん動いていっている。ライブドアはニッポン放送株の５０%超を押さえたらしいし、NHKの受信料支払い拒否・保留は７０万件に増大しているというし、マラッカ海峡では海賊が日本人船長らを拉致してしまった。
でも私が「ヘッ」と思ったのは米国ブッシュ政権が、世界銀行総裁にウォルフォィッツ国防副長官を推薦すると発表したことだ。こ . . . 本文を読む
【Tokyo】工事は6日目に入り、だいぶ進展した。２LDKに仕切っていた壁はすべて取り払われ、一部は新しい壁も組み立てられた。これからはいよいよ、壁面に新しく作りつける収納棚や、部屋中央に設置するデスク・本棚といった「家具」の製作に入る。
設計段階で十分に打ち合わせたはずだったが、実際の作業に入ると、棚の間隔など細部で不明の部分が出てくる。朝、作業場を覗くと、「ちょうど良かった、ここはどうしたら . . . 本文を読む
【Tokyo】部屋全体の手を加える大規模リフォームとなると、その間、生活の場を別に確保しなければならない。幸い私はまだ単身であるうえ、同じマンション内の小部屋を借りることができ、そこで寝起きしている。家財道具は一室に詰め込み、工事の進捗に応じて異動させ、最後にその部屋も改装するという手順だ。そんな具合だから、毎朝出勤前に現場を覗きにいくことができる。
施主が四六時中、見張っているようでは鬱陶しい . . . 本文を読む
【Tokyo】部屋の改装で最も楽しい作業は、新しい間取りのレイアウトを考えることであろう。３LDK・７５平米とごくささやかな「わが城」にしても、その楽しみは大邸宅のそれに劣るものではない。ただ条件はそれぞれの家庭によって千差万別。わが家のリフォーム条件は①夫婦２人だけの日常生活を中心に考える②子供たちの来訪用に独立した１室を維持する③中央のリビングルームに南側の陽光を取り入れる④夫婦それぞれの専用 . . . 本文を読む
【Tokyo】日曜日はリフォーム工事もお休み。このマンションのルールでは「土、日、祝日の工事は避ける」となっているようなのだが、工務店はできるだけ工事を進めたがる。大工さんも手間賃仕事だから、休みが多いと手取りが減る。だから「土曜日は静かに作業しますから、やらせてください」となる。
とはいいながら作業はかなりの音を出している。それでもほかの部屋も大体大なり小なりに改装工事をしており、その都度こっ . . . 本文を読む
