【Tokyo-k】今の気分を喩えて言えば、「骨董屋で思いがけない掘り出し物を見つけたような心地」とでもいったところだろうか。図書館で借りて来た短編時代小説集の中に、映画『切腹』の原作が含まれていたのだ。滝口康彦『異聞浪人記』という。初めて聞く名前であるから、作品を読むのももちろん初めてである。だが読み出して間もなく「あ、これは」と気が付き、あの凄惨な迫力に圧倒された映画を思い出したのである。 . . . 本文を読む
【Mie】我が家の道路沿いの壁面と裏手のウッドデッキに、今が盛りと咲いている花々。真夏にはほとんど枯れてしまうので、今のうちに写真に残したいと思い、26日に撮った写真を一挙掲載します。冒頭の写真はシラン。 . . . 本文を読む
【Tokyo-k】《墓》とは何であろう？ 無宗教な日常を過ごし、核家族化する世の中で生きて来た人生にあって、墓は無縁とまでは言わないまでも、意識の外縁にぼんやり放置してきた存在である。私に「その時」が来たら、散骨でも何でもやってくれ、などと吞気に構えていた。ところが突然、身内に不幸が生じ、眼前に《遺骨》が出現したのである。そして家を継いだわけではない私とその家族に、入る墓はないのだと、この期に及んで家制度という亡霊が本性を現した。 . . . 本文を読む
【Mie】今年の米アカデミー賞・作品賞にノミネートされた３本の話題作、「ザ・ファイター」「トゥルー・グリッド」「ブラック・スワン」を観た。それぞれの映画について私の感想と評価は次の通り。 . . . 本文を読む
【Nagano】春の遅い我が家の回りもこの１週間ほどで新緑があっという間に出揃った。直接の被害は何もなかったのに震災に唖然している間に、早春の花が終わり、桜も終わり、そして緑の季節が知らない間に来てしまった感じだ。 . . . 本文を読む
【Mie】NHK朝の連続テレビ小説「おひさま」が好調だ。長野県安曇野を舞台に戦前の生活の中でヒロインが成長していく過程が丁寧に描かれている。テーマ音楽がいいし、冒頭の押し花のシルエット映像も新鮮で品がいい。またヒロインを演ずる井上真央が個性的で可愛らしい。 . . . 本文を読む
【Tokyo-k】核の平和利用で《メルトダウン》は最も恐れられる《言葉》ではなかったか。東京電力福島第１原子力発電所１号機でこのメルトダウンが起きたというのだが、政府も東電も実にあっさりした反応である。原子炉内の温度が制御できているから、チャイナシンドロームは起きないと安心しているのか、あるいは度重なる「想定外」の事態の襲来で、判断能力がメルトダウンしてしまったか。 . . . 本文を読む
【Tokyo-k】今日は日本列島が、すみずみまで雨に濡れているらしい。だからわがマンションのエントランスの、隣りのスーパーマーケットとの境のフェンスに絡ませているジャスミンも、濡れている。 . . . 本文を読む
【Mie】8日のBSプレミアム「新日本風土記」は、《花園》と題して全国各地のさまざまな花園を紹介した。北は北海道の広大な花畑から、大都会の高層ビルの谷間に、まるでオアシスのように季節の花を咲かせる公園。また秋になると愛知県の河川敷いっぱいに咲く200万本の彼岸花。 . . . 本文を読む
【Mie】毎年桜の季節になると「吉野山・さくら情報」のメールが私の元に届く。今年も3月末から数日おきに桜の開花状況を知らせるメールが届いた。今年の春は寒暖の差が大きかったせいで開花状況が二転三転したが、メールの桜だよりに誘われて、快晴の4月29日に吉野山へ桜見物に出かけた。 . . . 本文を読む
【Tokyo-k】今日は日曜日だというのに、郵便受けに市からの郵便物が届いていた。「高齢者支援課」と、私には全く無縁の差し出し先であったので、いぶかしんで封を開けると「介護保険被保険者証」というものが入っていた。 . . . 本文を読む
