すずめ通信

すずめの街の舌切雀。Tokyo,Nagano,Mie, Chiba & Niigata Sparrows

第1207号 陶芸山房

2013-08-29 11:11:28 | Tokyo-k Report
【Tokyo-k】陶芸界に大柄な新人がデビューするーーと紹介して1年余になる。久しぶりにあの大柄な彼のことを思い出し、その後どうしているか消息を尋ねることにした。確か群馬県の草津温泉に近い山の中にある陶芸研修施設で学ぶということだったから、いささか遠いけれど出かけてみた。すでに挫折し、研修所を破門になっているのではないかと推察していたのだけれど、何と! 陶芸の世界にすっかり没入し、自分の《山房》を確保して土と炎の日々を過ごしているではないか。 . . . 本文を読む
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第1206号 小さな秋を探してみる

2013-08-27 12:54:52 | Tokyo-k Report
【Tokyo-k】群馬の山中に一週間ほど滞在した。標高1000mの高所にありながら、当初は暑くて寝苦しい日が続いたのだが、終日雨が降った夜からは急に涼しくなり、肌寒いほどの涼気がやって来た。そこでいつもの散歩コースを、「小さな秋」をテーマに写真に撮りながら歩いた。読者の皆さんは、どの一枚に最も秋を感じられるだろうか。 . . . 本文を読む
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第1205号 サンフランシスコ③

2013-08-17 18:12:26 | Tokyo-k Report
【Tokyo-k】サンフランシスコ市対岸のバークレー市に「Alcatraz Avenue」という通りがある。カリフォルニア大学バークレー校の正門から延びるUniversity Avenueと平行し、西側のサンフランシスコ湾に向かって下って行く。その正面に浮かんでいる小さな島がAlcatrazだ。サンフランシスコに行ったら、この島を眺めたいと思っていた。それがバークレー側からも望めるのだとは思いがけないことだった。金門橋が夕暮れの空に浮かび上がっていた。 . . . 本文を読む
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第1204号 サンフランシスコ②

2013-08-17 12:12:54 | Tokyo-k Report
【Tokyo-k】サンフランシスコの歴史そのものと言ってよさそうな埠頭で、街灯の「The PORT of SAN FRANCISCO 150 Years」という飾り旗を見上げた。サンフランシスコ港は開港を1863年と定め、だから今年は150周年ということで様々な祝賀行事が行われているらしい。ただその3年前には、日本から勝海舟や福沢諭吉を乗せてやって来た咸臨丸が入港しているし、先住インディアンの歴史を思い起こせば、土地の歴史はもっと長くなる。 . . . 本文を読む
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第1203号 サンフランシスコ①

2013-08-17 10:50:00 | Tokyo-k Report
【Tokyo-k】サンフランシスコ(San Francisco)に1週間滞在した。正確には、湾を挟んだ対岸のOrindaという街のお宅にお世話になり、サンフランシスコを中心にカリフォルニアをちょっとだけ味わったのである。帰国して記憶が整理されて来ると、際立って思い出されるのはサンフランシスコの爽やかだった気候のことだ。日差しは強いが湿気が少ない。午後になると決まって霧が湧いて、ゴールデンゲートブリッジを包むのだった。 . . . 本文を読む
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第1202号 カーメルと奥能登、佐渡

2013-08-10 09:39:38 | Tokyo-k Report
【Tokyo-k】冒頭の写真は、米国西海岸・カーメルの海岸遠望である。米国旅行の写真を整理していてこの1枚を眺め、「どこかで観た風景だ」と思い当たった。ストックを探したところ、見つかったのは奥能登・堂ヶ崎の展望であった。それが下の写真である。太平洋の西と東に遠く離れていながら、自然は何と似た風景を創るのだろう! . . . 本文を読む
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第1201号 シギズムント・クルジジャノフスキィ

2013-08-03 15:29:17 | Tokyo-k Report
【Tokyo-k】子供のころ遊んだトランプに、それぞれが難しい名前を名乗り、カードをめくりながら何か特定のカードが出ると、相手の名前を早く正確に告げた者が勝つ、というゲームがあった。冬、炬燵を囲んで家族でよくやったものだが、「シギズムント・クルジジャノフスキィ」という名前を知っていれば、私は兄に負けることはなかっただろう。 . . . 本文を読む
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第1200号 それは「大変な」雨でした

2013-08-02 10:20:24 | Tokyo-k Report
【Tokyo-k】とんでもない驟雨に遭遇した。鳥取県の大山でのことだ。7月31日、大山登山口に建つ大山寺の宿坊に泊まった私は、8月1日未明、屋根を叩き付ける雨音で目が覚めた。それは「バケツをひっくり返したような」などというありきたりの形容ではとても足りない、「消防車がパワー全開で、すぐ近くから放水しているような」と言うしかないような凄まじい雨音だった。写真を観ていただければ、それが大げさな表現でないことが理解いただけるだろう。 . . . 本文を読む
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