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【Tokyo-k】大寒は過ぎ、週が明ければ立春ということになるが、東京はまだ寒い。しかしわが「芳樹庵」はその名に違わず、芳しい香りに包まれている。窓辺に置いた沈丁花が蕾を開き始めたのだ。世の中が１００年に一度の大不況で縮み上がっていようが、はたまた私が一つ齢を重ねたという重大事実があるというのに、そんなことは一顧だにせずに花は今年も咲き薫り、「春近し」を教えている。
近所の植木屋さんで、１株 . . . 本文を読む
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【Tokyo-k】奄美大島で虹を見た。３日間滞在したが、毎日、見た。何しろ空模様はクルクル変わる。雲が切れて、強い日が差してきたかと思うと、間もなくパラパラと雨が落ちて来て、おや、これは困ったと思案する間もなく、また日が差し込んで来る。そして気がつくと、島の地平に見事な虹が架かっているのだ。
土地の人に「虹がきれいですね」と興奮して話しかけると、「冬はだいたいこんな具合です」と素っ気ない。毎 . . . 本文を読む
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【Mie】ＮＨＫの大河ドラマ「天地人」が年明けから始まった。初回は主人公・直江兼続の幼少時（5歳）のドラマで、舞台は新潟県南魚沼市（旧六日町市、塩沢町）である。戦国時代の越後の代表的な武将と言えば上杉謙信であるが、直江兼続という武将のことは今まで全く知らなかった。
この武将は兜の前立てに「愛」という文字を掲げたが、そんな劇画の世界のような武将なんて今まで聞いたことがなかった。直江兼続は戦国 . . . 本文を読む
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【Nagano】ハイブリッド車が初めて日本の自動車販売台数で１０位以内に入ったという声が、台所でお弁当準備中の私の耳に届いた。暮れに、Yahoo アメリカ版でハイブリッド車についてのおもしろい記事を読み、それについて久々にすずめ通信に書いてみようかという気になっていたところだったので、車種に興味を持って耳を澄ました。それは、Yahoo News で見たのと同じ車であった。トヨタ Prius で . . . 本文を読む
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【Tokyo-k】風邪を引いた。身体のあちらこちらで節々が痛む。覚悟を決めて布団に潜り込む。退屈だからラジオをつける。国会の予算委員会を中継していた。《定額給付金》を巡る質疑である。そのあまりの馬鹿馬鹿しさに、風邪はむしろ悪化したようだ。
この《定額給付金》ほど、与野党の国会議員たちが同じ認識に立つケースは珍しい。というのも実は、与党議員にしても「つまらない対策を口にしてしまったものだ。引っ . . . 本文を読む
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【Mie】「レッド・クリフ Part1」の余韻がまだ覚めやらぬ翌日、話題のＳＦ超大作「地球が静止する日」を観た。タイトルのように地球が静止する（自転が止まる）ストーリーかと思ったら、実際はそんな場面はなく、だからというわけではないが、この映画の私の評価は★★★☆☆である。
実はこの映画は、「ウエスト・サイド物語」「サウンド・オブ・ミュージック」の巨匠ロバート・ワイズ監督のＳＦ映画「地球の静 . . . 本文を読む
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【Mie】毎年のことだが、この正月もまた朝からおせちと酒でほろよいになり、箱根駅伝も途中まで見て大方の行方が判明したところで、かねてから観たいと思っていた映画「レッド・クリフ Part1」を観に映画館へ出かけた。観終わっての私の感想は、結論から先に言うと★★★★★である。
この映画はご承知のように中国の「三国志」の完全映画化であり、「レッド・クリフ」とは有名な「赤壁の戦い」の「赤壁」のこと . . . 本文を読む
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【Tokyo-k】東京のローカルテレビで映画「東京オリンピック」を観た。市川崑が監督した、あの「記録」映画である。スポンサーは東京のオリンピック招致委員会だ。
確か東京オリンピックの「正式」記録映画は、担当大臣の河野一郎が作り直させたものではなかったか。あれから４５年、政治家が横槍を入れた作品は消え、映画人が感情を注ぎ込んだ作品がこうやって上映され続けている。
芸術の力に比べ、世俗の権力の . . . 本文を読む
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２００９年が明けました。世界中で活躍中の「すずめ通信」読者の皆様、同人雀（「すずめ通信」の同人という意味ですが、「同雀」というべきなのでしょうか）一同より、心から新年のお祝いを申し上げます。
前年最後の通信に、Tokyo-k雀さんが「すずめ・コード」ぎりぎりの写真を貼付して、何やら愚痴っておいでのようでしたが、確かに多難の予感が漂う年明けです。
しかし先行きを気に病んでいるようでは《すずめ . . . 本文を読む
