すずめ通信

すずめの街の舌切雀。Tokyo,Nagano,Mie, Chiba & Niigata Sparrows

第1414号  明けましておめでとうございます

2016-01-01 10:06:48 | Nagano Report
【Nagano】世界のすずめ通信読者の方々、どのような年をお迎えでしょうか。私は自宅のある長野県と群馬県にまたがる浅間山の南斜面、標高約1000メートルの所で新年を迎えました。うっすらと雪化粧をした美しい朝です。雪景色が雲間からの初日の出に柔らかく輝いて、晴れ上がってきりきり冷え込む朝より、実際の気温も気分もずっと暖かです。

世界で政治的あるいは社会的な不満から色々な恐ろしいことが日々起きているのを見ると、日本でこのように穏やかに新年を迎えられることに感謝しないではいられません。そして、このような日々が続くような日本であるように皆が心しなければならないと思います。選挙が大切です。

地球温暖化も大きな問題ですね。強力なエルニーニョのせいで、Niigata すずめ氏のお宅の素晴らしい椿だけでなく、日本のあちこちで花が狂い咲きしているようです。我が家の庭も例外ではありません。

ここに移り住んで早くも9年経ちます。全くの原野だった庭を掘り起こし、土を改良し、絵を描くように、彫刻をするように庭を作ってきました。始めはここの寒さを勘案しつつ好きな花や木を植えましたが、地元で売っているからと言って育つ訳でもなく、耐寒性があるとの説明があっても一冬を過ごせない植物も沢山あり、逆に耐寒性が無いのを承知でその季節だけ楽しむつもりで植えた花がこぼれ種で毎年目を楽しませてくれたりと、学ぶことだらけです。

消えて行く木の中に山茶花がありました。8年前に何本か植えたのですが、一冬は持ちこたえたものの、二冬目のあと、一本を残して全部枯れてしまいました。その一本も葉が木が枯れてはいないのが分かる程度についているだけでした。毎年なんとか5センチぐらいづつ背が伸び、葉の数も増えてきましたが、蕾がつくことはありませんでした。枯れてはいないので花は咲かないけれど抜くに忍びなく、そのままにしておきました。

それが今年、驚いたことに初めて沢山の蕾をつけたのです。うれしくて毎日、毎日見に行きました。そして11月の終わり頃遂に花が開きました。花は小さく、花びらの厚さも陽の光を通してしまいそうに薄く、なんとも可憐です。



今年は温暖化が進んで山の気温も上がっているので咲くのは当たり前と一蹴されそうですが、でも考えてみて下さい。冬の寒さに耐えて生き残ったからこそ花を咲かせることができた訳で、枯れてしまった木はそれでおしまいだったのです。生きていてこその物種です。本当によく頑張ったと言って上げたい。みんなも健康に留意して、何度も花を咲かせましょう。

私は今ヴァイオリンの練習に励んでいます。4年ぐらい習った後、8年間全く弾いていなかったのですが、ひょんなことから良い先生に巡り会いレッスンを再開しました。その全国規模の音楽教室の今年8月の東京のサントリーホールの小ホール(サントリーホールですよ)での全国発表会に出ることが先生から与えられた目下の目標です。先生の推薦無しには出られないので、やる気は更に上がっています。出るとすれば、弾く曲はバッハの「二つのヴァイオリンのための協奏曲」の第一パートです。第二パートは先生で、オーケストラではなくピアノの伴奏で弾きます。出るなら仮縫い付きでドレスを作ってやると冷やかす友人もいます。ドレスを着る気はないのですが、どんどん楽しくなります。頑張るぞー!

皆様にとって世界にとって良い年になるよう願って止みません。









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1 コメント

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Unknown (足のあるみかん)
2016-01-02 10:10:15

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。
「サントリーホール」ですか!すごいですね。
お稽古がんばってください。
楽しい年になりそうですね。
私も今年こそ、花咲けるようにと思っています。
さざんかのように。

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