すずめ通信

すずめの街の舌切雀。Tokyo,Nagano,Mie, Chiba & Niigata Sparrows

第1843号 三島・楽寿園で溶岩とアルパカに会う

2023-02-25 09:47:09 | Tokyo-k Report
【Tokyo-k】三島市は伊豆半島付け根の中ほどに位置し、古くは伊豆国の国府が置かれたように、東海道から伊豆への分岐を成す交通の要地だ。街は三島大社の門前町として形成されたのだろうが、江戸時代を通じ宿場町として賑わい、「富士の白雪ゃノーエ」「三島女郎衆はノーエ」でお馴染みの農兵節ゆかりの地でもある。その三島駅の南口に「楽寿園」という市民公園がある。いささか古風な名称だけれど、三島中央公園などというよりはよほど趣がある。 . . . 本文を読む
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第1842号 真鶴岬で海を眺める

2023-02-22 09:25:46 | Tokyo-k Report
【Tokyo-k】真鶴半島は相模湾の西に突き出す小さな半島だ。付け根の真鶴漁港から先端の岩礁まで、精いっぱい距離を測っても3キロに達しない。岬の高台に公園があって、名勝・三ツ石や初島を望むことができる。私は7年前にも隣接する中川一政美術館に来て、帰りのバスを待つ間、ここを歩いた。満開の河津桜や椿が美しく、妻を案内したらどんなに喜ぶだろうと思った。今回、柿田川湧水見物に出向く帰り、妻と真鶴岬の宿に一泊するプランを立てた。 . . . 本文を読む
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第1841号 富士の「清水」を見に柿田川に行く

2023-02-20 11:40:32 | Tokyo-k Report
【Tokyo-k】静岡で「清水」と言ったら、「次郎長に決まってらあ!」と石松あたりが言い張りそうだが、静岡にはもうひとつ「清水」町がある。こちらは正真正銘の「清水」が溢れ出る街なのだ。伊豆半島の付け根西側の、9平方キロもない小さな街なのだが、人口は3万人を超えている。街の中心部を北から南へ流れているのが柿田川で、富士山の湧水を水源とする流れはあくまで澄んで、川そのものが天然記念物だ。どれほど澄んでいるのか、覗き込んでみる。 . . . 本文を読む
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第1840号 紅梅をお供に横浜散歩

2023-02-16 12:37:05 | Tokyo-k Report
【Tokyo-k】立春を過ぎたとはいえ、寒の底はまだ抜けてはいないのだろう、ここは横浜市中区の横浜公園。池の上に枝を広げる紅梅は、季節の移ろいを先取りして頑張っているけれど、散歩する親子連れはしっかりコートを着込んで、未だ真冬の出で立ちだ。背景の大きな建物は横浜スタジアムで、オリンピックの野球会場になって綺麗に化粧直しされたらしい。この公園から日本大通りの銀杏並木へと続くプロムナードは、四季の変化が楽しめる散歩道だ。 . . . 本文を読む
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第1839号 篆書の街古河は古雅な許我

2023-02-07 09:46:57 | Tokyo-k Report
【Tokyo-k】書に「篆刻(てんこく)」というジャンルがある。石に文字を刻み、印章とする「書と彫刻の融合」を目指す美術工芸だ。文字はもっぱら篆書体を用いるから篆刻と言う。古代中国からの長い歴史があり、優れた篆刻には文字の意味だけでなくその形、バランスに「えも言われぬ味」が生まれる。書画の落款として用いられるが、それ自体が作品として鑑賞の対象になる。その篆刻を集めた美術館が古河にあるというではないか。楽しみに出かけてみる。 . . . 本文を読む
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第1838号 小山にて思川から男体山

2023-02-04 16:57:28 | Tokyo-k Report
【Tokyo-k】小山駅からまっすぐ西に延びる「祇園城通り」は、小山市の都市軸なのだろう。3車線の車道の両側にはゆったりと歩道が設けられ、桜並木が続いている。ほどなく現れる「小山宿場通り(旧日光街道)」との交差点界隈は、かつては商店が密集する賑わいの中心だったようだが、大規模な再開発が実施され、今では18階建てマンションが聳えている。都市軸はやがて思川に突き当たる。この15分ほどの散歩で肌に感じるのは「街づくりの苦労」だ。 . . . 本文を読む
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