すずめ通信

すずめの街の舌切雀。Tokyo,Nagano,Mie, Chiba & Niigata Sparrows

第391号 「虎馬」っていったい何だ!?

2006-08-07 10:07:09 | Washington Report
【Washington】金曜日に日本の新聞を読んでいたらプライマリーバランスという言葉にぶつかった。専門家の書いたものや、誰かの発言の引用ではなく、記者の書いた政府予算に関する記事の中に、まるで誰もが当然知っている言葉のように何度も書かれているのが、ひっかかった。 私は、経済の英語用語にはかなり詳しい。こちらの大学で経済を勉強し、仕事でもアメリカ経済にどっぷり浸り、アメリカ予算担当者の説明を直接 . . . 本文を読む
コメント

第379号 ワシントンに散らばるコミュニティ・ガーデン

2006-07-05 15:21:38 | Washington Report
【Washinguton】ワシントンは世界の首都の中で一番緑の多い所だそうである。私が22年前にワシントンに到着した夜、ネオンなどなく、街灯も少ない上、高い木の梢が黒々と重なり、まるで山奥に迷い込んだかと思うような街の暗さであった。22年経った今も緑の量はそれ程変わらず、宇宙衛星からは世界で一番夜が明るく見える日本から来たら、その暗さになれるのに相当かかると思う。 花作りというのは、花や木が身の . . . 本文を読む
コメント

第356号 団塊世代の入口世代が中学生だったころ 

2006-05-16 14:08:58 | Washington Report
【Washington】この写真を見て何だか当てられる人は当事者だけだということ請け合いです。すずめ通信355号(5月14日)のコメントに書いた、書類の整理をしていたら出て来て、当座の目的はそっちのけで思わず読みふけってしまった中学の我がクラスの卒業作文集なのです。表紙の文敬というのは、お坊さんだった担任の先生の職業名。お坊さんなのにクリスマスに生まれた英語の先生でした。2年、3年持ち上がりで、こ . . . 本文を読む
コメント

第350号 アメリカの税制の歴史を調べてみました(4)

2006-04-24 10:43:24 | Washington Report
【Washington】アメリカ財務省(写真)の税の歴史のやっと半分まできたところですが、大恐慌を経て、1935年の社会保障税の導入で、アメリカの税制が今の姿に近くなってきました。先を読んで見ると、その後は課税額の引き下げ、税率の変化や控除の対象の拡大といった技術的変化と、1956年に障害者への社会保障恩恵の拡大をはじめとする一連の社会保障恩恵の拡大と老人や貧困層への医療補助のための医療保険税が導 . . . 本文を読む
コメント

第349号 アメリカの税制の歴史を調べてみました(3)

2006-04-23 17:52:51 | Washington Report
【Washington】アメリカの税制の歴史について絞って書いてますが、税制決定の背景には、独立後の政体をどうするかという植民地13州の代表による時間をかけた徹底的議論がありました。議論は中央集権派と連邦派に分れ、最終的には州の政治は州が行う連邦制をとりました。連邦政府(中央政府)は、州際業務、対外業務を行うだけの限定的権力しか与えられず、立法府、行政府、司法府はそれぞれ独立を保ちながらも、三権の . . . 本文を読む
コメント

第348号 アメリカの税制の歴史を調べてみました(2)

2006-04-22 14:58:03 | Washington Report
【Washington】こちらはまだ金曜日の夜で、すごくゆっくりしたい気持ちが強く、きのう約束してしまったのを後悔しつつ、アメリカの財務省のホームページにある「アメリカの税制の歴史」というのを要約してみます。独立戦争が始まる1776年には、まだイギリスの植民地として北はマサチューセッツ州から南のジョージア州まで大西洋岸に13州が確立していただけです。 【アメリカ合衆国の税制の歴史】 アメリカ合 . . . 本文を読む
コメント

第347号 アメリカの税制の歴史を調べてみました(1)

2006-04-21 15:16:31 | Washington Report
【Washington】東京雀さんが眠れなくなる程アメリカの税制に興味を持たせてしまった責任を感じ、アメリカの税制の歴史を調べてみました。そもそも独立戦争前までに確立していたアメリカ植民地13州のイギリスから独立は、お茶への新課税を巡り、「代表権がないのに課税するとはけしからん」というのが発端だったし、調べてみるのも面白いんではないかと、私自身も思ったのです。 インターネットの時代ですから、アメ . . . 本文を読む
コメント

第344号 所得税申告を通して見るアメリカ社会

2006-04-17 00:00:01 | Washington Report
【Washington】アメリカの所得税申告期限は4月15日と決まっているが、今年は土曜日なので17日月曜日に延長された。期限といっても、その日の郵便局の消印があればよいので、郵便局は期限日は夜中12時まで開いている。そればかりでなく、車で来た人が降りずに封筒を放り込めるように、夜中近くなると郵便局の外には局員が大きい箱を置いて待機してくれるところさえある。 申告期限前になると、新聞やテレビのニ . . . 本文を読む
コメント

第332号 ワシントンの「HOKUSAI(北斎)」展

2006-03-21 17:34:20 | Washington Report
【Washington】美術の好きな人がワシントンに住む幸運は、世界の超一級品がいつもどこかの美術館で展示されていて、その殆どを無料で鑑賞できるということだろう。日本ではなかなか見ることのできない、世界に散逸している日本美術をまとめて見られる幸運も巡ってくる。その一つが、現在、国立スミソニアン協会に属するサックラー美術館で開催中の「HOKUSAI」展(3月4日―5月14日)である。 このスミソニ . . . 本文を読む
コメント

第328号 ワシントンのパンダ坊や観察記

2006-03-04 19:57:11 | Washington Report
【Washington】今、ワシントンではパンダの坊やが町の人気を独り占めにしている。このところ支持率が低下しっ放しのブッシュ大統領はうらやましいに違いない。この坊やの名前はタイシャン(泰山)。去年の7月にワシントンの国立動物園で生まれた。パンダは一年に数日しか「その気」にならないそうで、自然にはうまくいかなかったため、人工授精で生まれた子である。最近は、パンダの人工授精技術が確立され、中国でもパ . . . 本文を読む
コメント

第306号 アメリカ人の犬の飼い方

2006-01-14 22:56:51 | Washington Report
【Washington】世界中で人気のある漫画のスヌーピーはいつも戸外の犬小屋の上で生活していますが、私はアメリカ生活20年で、まだ一度も犬小屋というのを見たことがありません。田舎ではどうかわかりませんが、アメリカの都市部では犬はたとえ広大な庭があろうとも屋内で飼うのが普通のようです。屋内でも外の靴のまま生活するアメリカ人の生活様式ともおおいに関係があるかもしれません。 それなのに、全米規模の愛 . . . 本文を読む
コメント

第304号 少子化問題と定年制(2)

2006-01-10 20:45:30 | Washington Report
【Washington】1月1日に少子化問題は定年制廃止でかなりの部分が解決できるのではないかと、国外からの目でかなり斬新な意見のつもりで書いたが、なんと日本政府がとっくにその方向に向かって策を講じていることがわかり、日本政府も捨てたものではないと感心している。 あまりお行儀のいいものではないが、お昼ご飯を食べながら、いつものように日本の事情に疎くならないようにと日本の新聞の国際衛星版を読んでい . . . 本文を読む
コメント

第299号 少子化問題と定年制

2006-01-01 08:34:03 | Washington Report
【Washington】ワシントンから半年ぶりの登場です。最後はアパートを売る準備のところ迄でしたね。無事売れて、そちらは除夜の鐘がなり出す頃ですが、ワシントンではまだ一年最後の朝、自分なりに住めるようやっと整った新居でこれをしたためています。前の家の寝室の窓辺のクーラーの下に巣を作っておしゃべりの賑やかだった雀達が、私の新居には巣を作る場所が無いと言ってついて来てくれなかったものですから、おしゃ . . . 本文を読む
コメント

第194号 ワシントン式住宅売買

2005-04-27 23:16:59 | Washington Report
【Washington】東京雀さんに刺激されたわけではないが、私は突然アパートを買ってしまった。その支払いは、勿論、今住んでるところを売らないと出来ないので、余分なお金を払わないためには購入契約をしたアパートの所有権譲渡日までに売らなければない。しかし、購入後2週間目の今日、私のアパートが売れて、これでつなぎ資金などの心配をせずにスムーズに新しい所に移れるとほっとしている。 興味がある人達が自由 . . . 本文を読む
コメント

第188号 ワシントンの桜

2005-04-11 13:15:53 | Washington Report
東京の花吹雪をレポートしたら、【Washington】から満開の桜が届いた。やはりいまごろ、ワシントンも花吹雪かな。 . . . 本文を読む
コメント