みちのくの山野草

みちのく花巻の野面から発信。

イギリス海岸(1/9、流氷)

2021-01-09 18:00:00 | 賢治関連
 よく観てみると、北上川の川面にザエがたゆたっていた。
《1 》(2021年1月9日撮影)

《2 》(2021年1月9日撮影)

《3 》(2021年1月9日撮影)

《4 》(2021年1月9日撮影)

《5 》(2021年1月9日撮影)

《6 》(2021年1月9日撮影)

《7 》(2021年1月9日撮影)

《8 》(2021年1月9日撮影)

《9 》(2021年1月9日撮影)

《10 》(2021年1月9日撮影)

《11 》(2021年1月9日撮影)


 そこで思い出すのは、文語詩稿 五十篇の中の詩、
ザエ
流氷

はんのきの高き梢より、    きらゝかに氷華をおとし、
汽車はいまやゝにたゆたひ、  北上のあしたをわたる。

見はるかす段丘の雪、     なめらかに川はうねりて、
天青石まぎらふ水は、     百千の流氷を載せたり。

〈『校本宮澤賢治全集 第五巻』(筑摩書房)29p〉

だ。もちろん、「北上」とか「汽車」そして「段丘」とあるから、賢治が詩を詠んだ場所としてはこの辺りということも充分あり得る。たしかに、水は時に「天青石」に見えなくもない。

 新型コロナの影響で世の中は劇的に様変わりしつつあるが、この北上川の流れはこれからも少なくとも今暫くは流れ続けることだろう。

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            〒025-0068 岩手県花巻市下幅21-11 鈴木守
            ☎ 0198-24-9813
 なお、目次は次の通りです。

 また、2020年12月6日)付『岩手日報』にて、『宮沢賢治と高瀬露―露は〈聖女〉だった―』の「新刊寸評」。
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