みちのくの山野草

みちのく花巻の野面から発信。

この度、人首に賢治の詩碑建立

2016-04-30 09:00:00 | 北上・江刺周辺
 種山ヶ原からの帰途、人首の佐伯研二氏の許に立ち寄った。白壁の塀と満開の枝垂れ桜の大木(樹齢約二〇〇年)の対比が見事だった。
 佐伯氏から、おととい(4月24日)賢治詩碑の除幕式があったということを教えたもらって、その碑に案内してもらった。
 その場所は佐伯氏のご自宅の近くで、江刺区米里「壇ケ丘」広場と呼ばれるところであり、丘の上には「久須師神社」が建っていた。
《1 》(平成28年4月26日撮影)

《2 》(平成28年4月26日撮影)

《3 》(平成28年4月26日撮影)

《4 》(平成28年4月26日撮影)


      人首町
   雪や雑木にあさひがふり
   丘のはざまのいっぽん町は
   あさましいまで光ってゐる
   そのうしろにはのっそり白い五輪峠
   五輪峠のいたゞきで
   鉛の雲が湧きまた翔け
   南につゞく種山ヶ原のなだらは
   渦巻くひかりの霧でいっぱい
   つめたい風の合間から
   ひばりの声も聞えてくるし
   やどり木のまりには艸いろのもあって
   その梢から落ちるやうに飛ぶ鳥もある
          宮沢賢治
《5 》(平成28年4月26日撮影)

《6 》(平成28年4月26日撮影)

《7 》(平成28年4月26日撮影)


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