みちのくの山野草

みちのく花巻の野面から発信。

スネガへ4(6/30)(回想)

2020-12-20 08:00:00 | スイスアルプス
《プルサティラ・ハレリ》(2007年6月30日撮影)

【Fig.1 ハイキングコース】

   <『ZERMATT GORNERGRAT』(swisstop)より抜粋>
 さっきのモレーンを過ぎてから20分ほど歩けば、グリンジゼー(Grindjesee)という湖に辿り着ける。今回はこの湖畔の高山植物の報告をしたい。
 先ずは、湖畔の東側の草地に咲く花々である。
《01 ペディクラリス・ツベロサなどの群落》(2007年6月30日撮影)

ゴマノハグサ科のペディクラリス・ツベロサ(Pedicularis tuberosa)やハンニチバナ科のヘリアンテムム・ヌムラリウム(Helianthemum nummularium)等の黄色の花々からなるお花畑である。
《02 ペディクラリス・ツベロサ》(2007年6月30日撮影)

キバナシオガマに似た、ゴマノハグサ科のペディクラリス・ツベロサ(Pedicularis tuberosa)である。
《03 プルサティラ・ハレリの紫色の花と綿毛》(2007年6月30日撮影)

そして、中央の黄色い花はエウフォルビア・キパリスシアスだろう。
 この草地には
《04 グリンジゼーに流れ込む沢》(2007年6月30日撮影)

があり、その小川沿いに咲く
《05 プルサティラ・ハレリ》(2007年6月30日撮影)

オキナグサの仲間、キンポウゲ科のプルサティラ・ハレリ(Pulsatilla halleri)である。
《05 》(2007年6月30日撮影)

《06 セネキオ・ドロニクム》(2007年6月30日撮影)

《 これがグリンジゼー》(2007年6月30日撮影)

《07 黄色の花々の競演》(2007年6月30日撮影)

いろいろな黄色い花々が咲き競っている。花弁が4枚の花がアブラナ科のエリシムム・ケイリ(Erysimum cheiri)、5枚はハンニチバナ科のヘリアンテムム・ヌムラリウム(Helianthemum nummularium) 、オオバコに似た花はオオバコ科のプランタゴ・アルピナ(Plantago alpina)である。
《08 ヘリアンテムム・ヌムラリウムとアステル・アルピヌス》(2007年6月30日撮影)

《09 紫色の花がアステル・アルピヌス(Aster alpinus)》(2007年6月30日撮影)

《09 ディアントゥス・カルトゥシアノルム》(2007年6月30日撮影)

ナデシコの仲間のディアントゥス・カルトゥシアノルム(Dianthus Carthusianorum)だろう。
 そして、次は湖岸の花々である。
《10 ティムス・ポリトリクスとプラタンゴ・アルピナ》(2007年6月30日撮影)

手前がティムス・ポリトリクス、奥がとプラタンゴ・アルピナだろう。
《11 カルドゥウス・デフロラトゥス》(2007年6月30日撮影)

アザミに似た花は、キク科のカルドゥウス・デフロラトゥス(Carduus defloratus)であろう。
《12 ガリウム・メガロスペルムム》(2007年6月30日撮影)

白い小さな花の塊はガリウム・メガロスペルムム(Galium megalospermum)だろう。
《13 ゲラニウム・リブラレ》(2007年6月30日撮影)

フウロソウに似ているが色がかなり白っぽい。フウロソウ科のゲラニウム・リブラレ(Geranium rivulare)であろう。
《14 ディアントゥス・シルベストゥリス》(2007年6月30日撮影)

ナデシコ科のディアントゥス・シルベストゥリス(Dianthus sylvestris)だろう。
《15 ベルバスクム・タプスス》(2007年6月30日撮影)

これでもゴマノハグサ科の植物、ベルバスクム・タプスス(verbascum thapsus)であろう。
《16 トリフォリウム・レペンス》(2007年6月30日撮影)

日本のクローバー、シロツメクサと全く同じと見た。したがって、マメ科のトリフォリウム・レペンス(Trifolium repens)であろう。
《17 ラミウム・マクラツム》(2007年6月30日撮影)

オドリコソウに似たこの花はラミウム・マクラツム(Lamium maculatum)だろうか。

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