《コマクサ》(平成27年7月7日、岩手山)
前回の投稿の最後の方で私は、
このことについても、私は改めて入沢氏に今感謝している。それはこのことに関連してはある事があったので、なおさらにである。ただしそのことについては、次回以降に述べたい。
と述べたが、その「ある事」についてである。かつて入沢康夫氏から、私の投稿〝2513 「賢治の10回目の上京の可能性」〟に、
祝 完結 (入沢康夫)2012-02-07 09:08:09「賢治の十回目の上京の可能性」に関するシリーズの完結をお慶び申します。「賢治と一緒に暮らした男」同様に、冊子として、ご事情もありましょうがなるべく早く上梓なさることを期待致します。
というコメントをいただいた。そこで私は、もしかすると入沢氏は私にこのことに関する出版を慫慂して下さったのかなとつい思ってしまった。しかも、入沢氏がご自身のツイッター上で「価値ある新説」とわざわざ私の「賢治の昭和二年上京説」を紹介して下さったこともたまたま知った。そこでこの上京説に自信を得た私は、それを『羅須地人協会の真実-賢治昭和二年の上京-』というタイトルの一冊の本まとめて平成25年2月に自費出版した。ところが、この本を読んだある賢治研究家(宮沢賢治奨励賞受賞者)を中心にしてこの本に圧力やクレームがかなりあった。なお、その内容や経緯の詳細については、〝「賢治の昭和二年上京説」に対する圧力やクレーム〟をご覧いただきたい。
その際にまず問題だったのは、この中心人物「H」さんであり、おそらくこの方は「仮説検証型研究」というものがよくお解りになっておられないのではなかろうかということだった。なぜなら、かつて私が一度も聞いたこともないような奇妙な「一本足」なるものを振りかざして、私の「賢治の昭和二年上京説」に挑んでこられたからだ。
さらには、その仲間と思われる方たち(「デジマア」「とおりすがり」「s」さん)がいわゆるクレーマーのように、あれやこれやとクレーム等を拙ブログのコメント欄に寄せてくるという構図だった。あるいは、この方たちは仲間同士でツイッター上で面白おかしく私のことを誹謗中傷しておられたことも、知った。
ただし、その一方で心強かったこともあった。それは特に、コメント欄に時々寄せてくれた「又三郎さん」という方からの支持と支援があったことである。おそらく「H」「デジマア」「とおりすがり」「s」さんたちは結構ご年配のようだが、この「又三郎さん」はまだかなり若いお方とみられた。そのような若者が私を支持してくださり、同時に上記のご年配の方たちにその非を説いてくれたからである。
とはいえ、「H」「デジマア」「とおりすがり」「s」さん等からの私に対するする誹謗中傷や執拗なクレーム、及びはそれらへの対応は生産性が全くないのものであり、私はうんざりするばかりだった。
ところが、このうんざりする状態から私を救って私を下さったのも入沢康夫氏だった。
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