気の向くままに

山、花、人生を讃える

早春を食べる

2020年02月21日 | その他

今日は気持ちの良い上天気である。
週間予報を見ると、これから1週間の最高気温は毎日10度を超えているので、名実ともに春が来ているという感じである。

 

そして我が家の庭にも春が来て、1週間ほど前に庭で採れたフキノトウが天ぷらとなって食卓に上がった。
家内が誰かからいただいて庭に植えたものだが、去年は3つ、今年は6つに増えたらしい。
口に入れて噛むと苦さと香りが口にひろがり、早春という季節を食したような感じで嬉しかった。

 

フキノトウは子供の頃には普通に見られたが、今では山里か山にでも入らないと見られなくなっている。
私が子供の頃、父親が葉を細かく手でちぎり、それを味噌汁に入れ、風味を楽しんでいたのを思い出す。
来年は、6個が倍の12個に増えてくれたらと今から楽しみにしている。

 

少し前の記事で金柑ジャムを作ったことを書いたが、それがなくなった時、今度は家内が作り、それもなくなりかけたのでもう一度作るつもりでいたら、今度は近所の奥さんが柚子とハッサクのジャムを下さった。

 

それで金柑ジャムを作ることがお預けになったわけだが、冷凍庫がいっぱいなので、少し金柑を減らしたいと云う訳で、家内が金柑ジュースを作った。飲んでみると、これが金柑特有の酸味と苦味、そして砂糖は使ってないのに甘味もあり、また生ジュースらしいトロ味もあって、なかなかイケるのであった。

 

それで、今までせっかく沢山の実をつけても使い道がなく、毎年剪定はしていたものの大事な木とは思わなかったが、俄然、大切な木になってきた感じがする。
店で買ったのではなく、「庭で採れたもの」というのは、ほんのちょっとしたことだが何か野趣があってうれしい気がするのだった。

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