ども、砂川です。
お客さまからアサガオの苗をいただきました。
あまり季節の移ろいを感じにくい年ではありますケド、今年の夏はコレに癒されます。(^^)
ども、砂川です。
山崎豊子さんの「不毛地帯」、読み終えました。
文庫本にして全5巻、たっぷり読み応えがあり、「白い巨塔」、「沈まぬ太陽」、「華麗なる一族」、「大地の子」に続いて、見事なくらいの重厚感でした。
拷問、飢餓、強制労働 - 11年に及ぶ地獄のシベリア抑留から生還した壹岐正は、第2の人生を商社マンとして生きる事を決意し、「商戦」という新たな戦いに身を投じますが・・・。
戦後日本の高度成長を陰に陽に担った男を生き生きと描き、そしてあくまでも「俗物」としての生き方を選ぶライバル社の鮫島辰三との比較は、「白い巨塔」や「沈まぬ太陽」でも取り上げた手法ですね。
主人公が務める「近畿商事」は伊藤忠商事がモデルとのコトですケド、もしも山崎豊子さんが今もご存命なら、今回の日産自動車のスキャンダルをぜひとも小説にしていただきたい、と常々思ってます。(笑)
