ども、砂川です。
キホン、休日は家族よりも早く起きて映画を1本見るのが私のルーティンです。
この年末年始も毎日1本ずつ見てました。
で、録画したままだった「万引き家族」を・・・。
実際にあった、親の死亡届を出さずに年金を不正に貰い続けていたある家族の事件をもとに、構想10年近くをかけて作った是枝裕和監督作品です。
高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治(リリー・フランキー)と信代(安藤サクラ)の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしているます。
彼らの目当ては、この家の持ち主である祖母の初枝(樹木希林)の年金。それで足りないものは万引きでまかなっていました。
社会という海の、底を這うように暮らす家族ですケド、なぜかいつも笑いが絶えず、口は悪いながら仲よく暮らしていました。
そんな冬のある日、治と祥太は近隣の団地の廊下で震えていた幼いゆりを見かねて家に連れ帰ります。体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり信代は娘として育てることに。
しかし、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていき・・・。
いやー、ビックリしました。
その前日に劇場に見に行った「スターウォーズ・EP9」が吹っ飛ぶほど衝撃的な映画でした。
終盤、逮捕された安藤サクラが尋問されるシーン、髪をかき上げながら涙を流すシーンは圧巻ですね。
この演技のために見ても惜しくない、と言い切れるくらいです。
アトで調べて知ったハナシですケド、撮影の際、警察官役がどんな質問をするのかを安藤サクラは事前に知らされてなかったそうで。
ってーコトは、是枝監督はアドリブで演技をさせたのですね。
で、この答が出せる俳優ってスゴいな・・・、と再びビックリ。
そしてその悲しいストーリー、すべての民生委員さんに見ていただきたい、は個人的な感想です。