ども、砂川です。
石井光太さんの「鬼畜の家~わが子を殺す親たち」を読み終えました。
厚木市幼児餓死白骨化事件、下田市嬰児連続殺害事件、足立区ウサギ用ケージ監禁虐待死事件、3つの幼児虐待事件の深層に迫ったルポルタージュです。
いずれの事件も未熟な親が、親としての責任を果たさずに子供を死に至らしめた哀しい事件ばかりです。
読んでいて胸が痛くなる状況の数々、しかしここで逆方向から考えてみます。
生活困窮、無責任、育児モラルの低さからわが子を死に至らしめる親は確かに「加害者」ではあるのですが、ではその親はどういった養育環境で育ったのか、を突き詰めていくと、その親自身もかつては「被害者」であった事実が浮かび上がってきます。
なんと虚しい・・・。
そしてこれは日本のどこか、知らない土地で起こっている他人事ではない、と考えなければいけません。
私たちは何ができるのでしょうか?
考えないとね。