ども、砂川です。
なんだかスゴい映画を見た気がします。
「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」、1992年のアメリカ映画で監督はマーティン・ブレスト、主演のアル・パチーノがアカデミー主演男優賞を受賞しました。
人生に悲観し、ふて腐れた孤独な盲目の退役軍人が、自身もトラブルを抱え人生の選択に迫られている心優しい青年との数日間の交流を通じて自分の人生を見つめ直し、新たな希望を見出すまでを描いたヒューマンドラマです。
中盤、見知らぬ女性とタンゴを踊るシーンがあり、どこかで聴いた曲・・・、と思いきや、「トゥルーライズ」でシュワちゃんが躍っていたあの曲ですね。
タンゴの名曲ポル・ウナ・カベサ、「シンドラーのリスト」でリーアム・ニーソンも踊ってました。
そして終盤、不祥事を起こした友人をかばうがために学校裁判にかけられ、あわや退学の危機に瀕したクリス・オドネルを助けるために大演説を打ちます。
「私も何度か岐路に立った。どっちの道が正しい道かは判断できた。いつも判断できた。
だが、その道を行かなかった。困難な道だからだ。
チャーリーも岐路に直面した。そして彼は正しい道を選らんだ。真の人間を形成する信念の道だ。
彼の旅を続けさせてやろう。彼の未来は君ら委員の手中にある。価値ある未来だ。
保証する。潰さず守ってやってくれ。愛情を持って。
いつかそれを誇れる日がくる」
盲人ですから、アル・パチーノはこのセリフを瞳をまったく動かさずに演技します。
うーむ・・・。
見終わった後、しばらく動けませんでした。
こういう感動があるから映画はやめられません。