スナブログ

砂川自動車商会のドモドモ日記

スナブログ:「黒書院の六兵衛」

2017-06-21 14:08:27 | 本と雑誌

ども、砂川です。

浅田次郎 「黒書院の六兵衛」、読み終わりました。

浅田次郎さんは大好きで、以前にも書いた「一路」がもンのすごく面白かったので、コチラもワクワクしながら読みました。

 -江戸城明け渡しの日が近づく中、てこでも動かぬ旗本がひとり-

新政府への引き渡しが迫る中、いてはならぬ旧幕臣に右往左往する城中。

ましてや西郷隆盛はその旗本を力づく腕づくで引きづり出してはならぬという。

外は上野の彰義隊と官軍、欧米列強の軍勢が睨み合い、一触即発の危機。悶着など起こそうものなら、江戸は戦になる。

この旗本、いったい何者なのか・・・。 (紹介文より)

相変わらず心地よいテンポで展開するストーリー、際立つ表現力、わくわくしながらページをめくりました。

「その時、隼人は悟った。黙した六兵衛は、母なる国の花のごとく風のごとくに変わらぬ良心そのものであった。政の栄枯盛衰や一家の毀誉褒貶に惑わされて、その良心を見失のうてはならぬ」

現代に生きる自分たちにも通じるものがあると思いませんか? (^^)

 


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