ども、砂川です。
昨日はカミさんが、幼稚園のOB会の準備のお仕事トカでお出かけだったので、
子供たちが寝たアトで、ゆっくりと録画溜めしてた映画を観ました。
スティーブン・スピルバーグ製作総指揮、「シカゴ」のロブ・マーシャル監督の「SAYURI」
です。
貧しい漁村の少女が京都の花街に売られ、厳しい生活のなかで人気芸者に成長していく
ストーリーですが、まず映像美に驚きます。
我々、日本人から見るとどうしてもリアリティの問題が出てきますが、「ブラックレイン」や「ブレードランナー」に通ずる幻想的な映像の持つ説得力は見事といっていいでしょう。
この作品、確かとても以前からスピルバーグが構想を持っていたと記憶してるのですが、
敬愛する黒澤明監督に助言を請うたトコロ、「日本語で撮る方がいい」とうFAXがきた、
というエピソードをドコかで聞いたことがあります。
結局、英語で撮りましたが、「ラストエンペラー」同様、これはこれで作品世界を構築
しているように思います。
ただ一つの残念は、主役のチャン・ツイィーは良かったのですが、やはり日本人でキャスト
して欲しかった、という点ですね。