常識について思うこと

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IZMOシステムの初デモ

2011年12月03日 | 会社

世界を大きく変えていくにあたっては、国家が変わっていく必要があると思います。そのためには、政治が変わっていく必要もあるでしょう。そういう意味で、今の世界の現状を、政治家のせいにして責め立てる心情も分からないではありません。しかし、政治だけで国家を変えていくことは不可能です。私は、あくまでも産業と政治がセットとなって、国家の姿が形作られていくのだと考えています。さらに、そのうちどちらから先に手をつけるべきかと言えば、諸々の制約がある政治より、広く開かれた自由市場で結果を出せる産業分野からであると思っています(「産業から始める理由」参照)。

そうした観点から、国家の軸となる産業を立ち上げるというのは、これからの時代において、非常に大切だと考えています。それは、高度成長時代を成し遂げた55年体制の裏側に、これを支える経団連のような戦後ベンチャー群があったことを考えれば、理解しやすいでしょう。同時に、戦後から既に60年以上も経過しているわけで、いつまでも同じ顔の戦後ベンチャー企業群で、国家の屋台骨を支えてもらおうなどというのは、少々、虫が良すぎるのではないかとも思います。

私たちは、先人たちが築き上げてくれたものを大切にしながらも、それに甘えることなく、自分たちがすべきことをしていかなければなりません。そういう意味で、私は、次の時代に国家の背骨となるような産業インフラを立ち上げなければならないと考えてきました。それを一言でいうならば、次時代インターネットインフラの構築です(詳細は(「重み付けを考慮した評価」、「インターネットのリアル化」、「携帯電話システムの強み」、「次世代インターネット」、「3次元DBと著作権」、「「ウェブで管理する」ということ」、「被害者意識を乗り越えて」、「次時代コンテンツの評価」等参照)。

そして昨日、その次時代インターネットシステムの初めてのデモを行いました。システムの名称は、「出雲の国」になぞらえて「IZMOシステム」としています。このネーミングには、国造り(「日本建国史の再考」参照)、多神教的思想(「「自分教」の薦め」参照)、神(「死んだ神より生きた神」参照)、お賽銭システム(「お賽銭モデルの提唱」参照)・・・といった日本の再建国に向けた様々な思いを込めています。今後、このIZMOシステムを通じ、インターネット本来の力を引き出すとともに、これまで米国中心に発展してきた通信やコンピューターの世界を変えていきます。このことは単に産業に限らず、冒頭に述べた世界全体を大きく変えていくことに直結していくことでしょう。

まだまだ小さな一歩ですが、昨日のシステムデモは、そんな大きな変化の始まりを感じさせるものがありました。これからが、ますます楽しみです。

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