常識について思うこと

考えていることを書き連ねたブログ

国民に導きを与える政治家

2011年12月30日 | 歌詞&台詞

政治家の方々の言に、時折、違和感を覚えることがあります。それは、政治家の方々こそが、日本という国を変えていくかのような、あるいは救っていくかのような発言に対してです。日本という国は、国民ひとりひとりのものであり、自分たちが変えていく、あるいは救っていく国でなければなりません。政治家の方々が、頑張られるのは結構なことですが、国家のありようというのは、本質的に国民ひとりひとりにかかっているものであり、政治家は、そのお手伝いとみなすこともできるように思います。逆に、あまり政治家の方々ばかりが気張ってしまうと、国民ひとりひとりの責任感が薄れ、かえって国をダメにすることにも繋がりかねません。

そういう意味で、政治家は、ただ国家を変えたり、国民を救ったりというのではなく、自らが一国民としての手本を示すという存在であってもいいのではないかと思うのです。以下、「Fate/Zero」での台詞回しを聞いて、あらためてそう思いました。

=======================
《セイバー》
私はわが故郷の救済を願う。(中略)ブリテンの滅びの運命を変える。

《ライダー》
なぁ、騎士王。貴様、今、運命を変えると言ったか?それは過去の歴史を覆すということか。(中略)貴様、よりにもよって、自らが歴史に刻んだ行いを否定するというのか。

《セイバー》
そうとも。(中略)王たる者ならば、身を挺して治める国の繁栄を願うはず。

《ライダー》
いいや、違う。(中略)自らの治世を、その結末を悔やむ王がいるとしたら、それはただの暗君だ。(中略)余の決断、余に付き従った臣下たちの生き様の果てにたどり着いた結末であるならば、その滅びは必定だ。(中略)けっして悔やみはしない。ましてそれを覆すなど、そんな愚行は余とともに時代を築いた全ての人間に対する侮辱である。

   (中略)

《セイバー》
力なき者を守らずしてどうする。正しき統制、正しき治世。それこそが王の本懐だろう。

  (中略)

《ライダー》
ただ救われただけの連中が、どういう末路をたどったか。それを知らぬ貴様ではあるまい。貴様は臣下を救うばかりで、導くことをしなかった。王の欲のかたちを示すこともなく、道を見失った臣下を捨ておき、ただ一人ですまし顔のまま、こぎれいな理想とやらを思い焦がれていただけよ。
=======================

以上の台詞、私なりに「王」を「政治家」と読み替えて、国家のありようなるものを考えてみました。

政治家が、政治家の本分として、自ら与えられた職務を全うすべきであることは言うに及びません。しかし、その職務たるものは、ただ国民を救う、国民の生活を改善することではないでしょう。国民自身が、いかにこの国を良くしていくべきか、その道と手本を示し、導いていくことこそが、これからの時代において、真に求められることなのではないかと思うのです。

国民にもいろいろといるはずです。自らの至らぬ点を認め、それを他人のせいにせず、ただひたすら懸命に生きようとする国民と、自分で歩く力があるにもかかわらず、責任を他人になすりつけ、自らの足でまともに歩こうともしない国民・・・これらを一緒くたに救おうといのが、土台、無理な話です。前者は救う必要があるとしても、後者はそれに値しないとも言えます。そういう意味で、新しい時代の政治家の姿勢を考える上で、上記のような台詞回しに、大きなヒントがあるように思うのでした。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

正確な日本語を使うべし

2011年12月29日 | 社会

今朝の毎日新聞の記事で、「中間貯蔵施設:「期間は30年以内」環境省が地元に約束」という見出しを見つけました。本文を見てみると、汚染土壌の貯蔵について、「国が示す「貯蔵期間は30年以内」について、政権交代しても必ず守ることを約束した」と書いてあります。

この文章を見て、私が最初に思ったのは、「政権交代しても必ず守る」という約束をするなど、あまりにも無責任ということでした。政権交代したら、いくらでも変わるであろうこと(政策)について、それを後回しの問題とし、安易に「必ず守る」など、けっして言うべきではないでしょう。

少々、この記事に違和感と不快感を覚えながら、読み進めていくと、次のような文章にたどり着きました。

===================
複数の町村長によると、高山政務官は政権交代があっても「貯蔵期間30年以内」を絶対に担保できるような方法を検討すると約束したという。
===================

こういうことなら話は別です。

「方法を検討する約束をした」というのは、結果までをも約束しているわけではありません。あるべき方向に向けて努力することを約束しただけです。したがって、「国が示す「貯蔵期間は30年以内」について、政権交代しても必ず守ることを約束した」という結果までをも約束したと受け止められる表現は、誤っていると言えます。

「政権交代しても」という部分についても、「政権交代しても必ず守る」という無責任な約束をしているわけではなく、政権交代しても受け入れてもらえるような現実的な解決策を生み出したい、そのための検討を進めるという約束をしていると読み取れます。それはけっして、「他の政権になっても必ず守る」という約束をしたことにはならないでしょう。

この記事自体、「複数の町村長によると」という伝聞調になっているので、その時点で、情報の曖昧さが残ってしまっている感があります。それもスッキリしない原因ではありますが、それにしても、その伝聞を「政権交代しても必ず守ることを約束した」と表現するのは、あまりにもお粗末な気がしてなりません。

仮にも、記事を書かれたのは、言葉を使うことを職業とした記者さんのはずです。そうであるならば、聞き取った日本語の意味を正しく理解し、それを正確に表現する必要があるでしょう。文章を書くにあたって、いろいろと思惑があったり、思い入れがあるのかもしれませんが、それによって事実を捻じ曲げるような書き方は、プロとしていかがなものかと思います。

あるいは、こうした方々ばかりが「マスコミ」として、社会の総意を代弁したり、それを伝えたりという役割を担うには、少々、厳しい時代になってきているのかもしれません。また、それを読んだり、聞いたりする私たち側も、そうした情報に対して、注意深く接していかなければいけないということでしょう。

そういう意味で、次の時代に向けた、新しいメディアシステムの構築は必須なのだと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2011年アニメ&アニソン

2011年12月27日 | ランキング

いよいよ、2011年もあと数日を残すのみとなりました。毎年、この時期になると、楽曲や流行語、ニュースなどについて、一年を総括する番組が放送されます。しかし、それらはあくまでもマスメディアが決めるものであって、私がそれに共感するかどうかは、まったくの別問題です。そこで、本ブログでは毎年、私が気に入ったアニメとアニソンを、勝手に総括するようにしています。それも今回で3回目となりました。今年一年、私を楽しませてくれた作品群と、それらを生み出してくれた方々に感謝しつつ、以下にまとめてみました。

■アニメ作品

今年の大賞は、「魔法少女まどか★マギカ」となりました。「魔法少女」というタイトルや、「ひだまりスケッチ」のキャラデザインの路線からはとても想像できない、重いテーマが凝縮された作品でした。また、各部門での大賞は、「へうげもの」、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」、「レベルE」、「日常」、「WORKING'!!」となりました。お笑い部門は、なかなか一つの作品に絞ることができず、結局、3作品を大賞とさせていただきました。やはり、「ぽぷらちゃん強し」です。

総合部門 大賞 魔法少女まどか★マギカ
シリアス部門 大賞 へうげもの
入賞 デッドマン・ワンダーランド
STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)
Fate/Zero
未来日記 
爽やか部門 大賞 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
入賞 君に届け 2nd season
花咲くいろは
うさぎドロップ
ちはやふる 
TIGER & BUNNY
お笑い部門 大賞 レベルE
日常
WORKING’!!
入賞 べるぜバブ
みつどもえ 増量中!
まりあ†ほりっく あらいぶ
銀魂
バカとテストと召喚獣にっ!
僕は友達が少ない 
ベン・トー 
gdgd妖精s(ぐだぐだフェアリーズ)

■アニメソング

以下の表に、全ての楽曲が含まれているわけではありませんが、一応、まとめてみるとこんな感じです。総合部門では、大賞が「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」、副賞は小林ゆうさんが熱唱した「まりあ†ほりっくあらいぶ」となりました。この一年を締めくくる曲として、この2曲だったら、申し分ない気がします。

総合部門 大賞 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
  
「secret base ~君がくれたもの~10 years after Ver」
副賞 まりあ†ほりっくあらいぶ 「るんるんりる らんらんらら」
カッコイイ部門 大賞 ベン・トー 「LIVE for LIFE~狼たちの夜~」
副賞 神様ドォルズ 「不完全燃焼」
入賞 灼眼のシャナⅢ 「Light My Fire」
花咲くいろは 「ハナノイロ」
TIGER&BUNNY 「マインドゲーム」
セイクリッドセブン 「stone cold」
銀魂 「サムライハート」
しっとり部門 大賞 たまゆら~hitotose~ 「神様のいたずら」
副賞 日常 「Zzz」
入賞 たまゆら~hitotose~ 「おかえりなさい」
異国迷路のクロワーゼ 「ここからはじまる物語」
うさぎドロップ 「High High High」
ノリノリ部門 大賞 みつどもえ 増量中! 「わが名は小学生」
副賞 銀魂 「桃源郷エイリアン」
入賞 僕は友達が少ない 「残念系隣人部★★☆(☆二つ半)」
WORKING’!! 「COOLISH WALK」
バカとテストと召喚獣にっ! 「君+謎+私でJUMP!!」
猫神やおよろず 「Oh My God」
スイートプリキュア 「♯キボウレインボウ♯」
そふてにっ 「つまさきだち」
ちはやふる 「YOUTHFUL」
良曲部門 ギルティクラウン 「My Dearest」
ギルティクラウン 「Departures ~あなたにおくるアイの歌~」
ラストエグザイル-銀翼のファム- 「Buddy」
真剣で私に恋しなさい! 「U-n-d-e-r-STANDING!」
Fate Zero 「MEMORIA」
C3 「Endless Story」
ペルソナ4 「sky's the limit」
ペルソナ4 「Beauty of Destiny」
僕は友達が少ない 「私のキ・モ・チ」
境界線上のホライゾン 「TERMINATED」
未来日記 「空想メソロギヰ」
灼眼のシャナⅢ「I'll believe」
セイクリッドセブン 「輝跡 -kiseki-」
べるぜバブ 「なないろ涙」
ぬらりひょんの孫 千年魔京 「Orange Smile」
みつどもえ 増量中! 「ランドセリング☆」
猫神やおよろず 「神サマといっしょ」
神様ドォルズ 「スイッチが入ったら」
快盗天使ツインエンジェル 「Shining☆Star」
夏目友人帳 参 「君ノカケラ feat 宮本笑里」
まよチキ! 「Be Starters!」
バカとテストと召喚獣にっ! 「エウレカベイビ」
うさぎドロップ 「SWEET DROPS」
ロウきゅーぶ! 「SHOOT!」
異国迷路のクロワーゼ 「世界は踊るよ、君と。」
神のみぞ知るセカイⅡ 「アイノヨカン」
STEINS;GATE 「Hacking to the Gate」
銀魂 「バランスドール」
C 「マトリョーシカ」
日常 「ヒャダインのカカカタ☆カタオモイ-C」
緋弾のアリア 「カメリアの瞳」
放浪息子 「いつだって」
放浪息子 「For You」
君に届け 2nd season 「君に届け...」
GOSICK-ゴシック- 「Resuscitated Hope」
フラクタル 「Down By The Salley Gardens」
ドラゴンクライシス 「インモラリスト」
ドラゴンクライシス 「ミライボウル」
レベルE 「「夢」~ムゲンノカナタ~」
レベルE 「コールドフィンガーガール」
魔法少女まどか☆マギカ 「Magia」
魔法少女まどか☆マギカ 「コネクト」
インフィニット・ストラトス 「SUPER∞STREAM」

ありがとう部門

スイートプリキュア 「ラ♪ラ♪ラ♪スイートプリキュア♪」
スイートプリキュア 「ワンダフル↑パワフル↑ミュージック!!」
gdgd妖精s 「おいでよ! 妖精の森」
gdgd妖精s 「Eternal」
C3 「紋」
未来日記 「Blood teller」
君と僕。 「なきむし。」
君と僕。 「バイバイ」
真剣で私に恋しなさい! 「君の真剣をちょうだい」
UN-GO 「How to go」
UN-GO 「Fantasy」
まよチキ! 「君にご奉仕」
Fate Zero 「oath sign」
ましろ色シンフォニー 「Authentic symphony」
ましろ色シンフォニー 「水彩キャンディー」
マケン姫っ! 「Fly Away」
日常 「ヒャダインのじょーじょーゆーじょー」
輪るピングドラム 「DEAR FUTURE」
ゆるゆり 「ゆりゆららららゆるゆり大事件」
ダンタリアンの書架 「Cras numquam scire」
神様のメモ帳 「あすなろ」
神様のメモ帳 「カワルミライ」
夏目友人帳 参 「僕にできること」
ぬらりひょんの孫 千年魔京 「星の在処。 -ホシノアリカ-」
いつか天魔の黒ウサギ 「Once」
BLOOD-C 「spiral」
デッドマンワンダーランド 「One Reason」
デッドマンワンダーランド 「SHINY SHINY」
ロウきゅーぶ! 「Party Love~おっきくなりたい~」
NO.6 「Spell」
STEINS;GATE 「刻司ル十二ノ盟約」
青の祓魔師 「CORE PRIDE」
青の祓魔師 「Take off」
よんでますよ、アザセルさん。 「ぱんでみっく!!」
Aチャンネル 「ハミングガール」
そふてにっ 「るーるぶっくを忘れちゃえ」
緋弾のアリア 「Scarlet Ballet」
TIGER&BUNNY 「星のすみか」
GOSICK 「unity」
GOSICK-ゴシック- 「Destin Histoire」
夢喰いメリー 「ユメとキボーとアシタのアタシ」
夢喰いメリー 「Daydream Syndrome」
べるぜバブ 「Answer」
フリージング 「COLOR」
フリージング 「君を守りたい」
フラクタル 「ハリネズミ」
これはゾンビですか? 「魔・カ・セ・テ Tonight」
これはゾンビですか? 「気づいてゾンビさま、私はクラスメイトです」
インフィニット・ストラトス 「STRAIGHT JET」
君に届け 2nd season 「爽風」
Rio -Rainbow Gate! 「世界と一緒にまわろうよ!」
Rio -Rainbow Gate! 「みらくる☆ちゃんす」

以上、2011年のアニメ&アニソンの総括でした。今年も多くの素晴らしい作品に出会えたことに感謝しつつ、来年も引き続き、そうした楽しみに溢れる年になればと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

著作権弱者への配慮

2011年12月17日 | 産業

SOPA(Stop Online Piracy Act)が話題になっています。これは、オンライン海賊行為防止法と呼ばれるもので、海賊版のコンテンツやオンライン著作権侵害を勧めるような情報をアップすることができるサイトを訴えることができるというものです。これに対して、米国の主要なインターネットサービス会社が、軒j並み反対の意を唱えています。この反対は、ある意味とても自然です。

インターネットの本質は、誰もが発信できるところにあり、無数の人々が勝手気ままに情報をあげることができる仕組みにあります。近年、成長著しいFacebook、Twitter、Youtubeなどのサービスを思い返していただければ、その意味がはっきりするかもしれません。こうしたサービスでは、ユーザーが自由に情報をアップできる仕組みになっているため、SOPAのターゲットとしてひっかかってくる可能性があります。仮に、この法が成立したら、これまでのインターネットの利点が大きく損なわれかねません。

しかし、この展開は、自明の理だったとも言えます。。何故ならば、これまでのインターネットは、あまりにも著作権に対して無頓着だったからです。

これまで、メディアの王様はテレビでした。そのため、コンテンツの著作権は、テレビを中心にしたメディアのルールで守られてきました。そのルールで守られてきたコンテンツやコンテンツホルダーは、インターネット上でも、いわば守られることが約束されている「著作権強者」なわけです(「著作権強者」が、厳密な意味で守られているわけでなくても、インターネット事業者によって、いかに収益を上げさせるかという配慮がされてきました)。一方で、インターネットの本質は、誰もが参加できるところにあり、そのように守られることが約束されていないコンテンツやユーザーが中心になってきます。これらは、「著作権強者」という言葉に対して、「著作権弱者」とでも言えましょう。

本来、誰もが発信できることに、その本質があるインターネットを、健全なメディア、あるいは産業インフラとするのであるならば、こうした著作権弱者をこそどのように守るかという視点が抜けてはいけませんでした。言い方を変えると、インターネットでは、テレビとは違った独自の著作権ルールを、ゼロから作る必要があったということでしょう。しかし、既存のインターネット事業者は、こうしたことに十分な配慮をしていなかったのではないかと思います(「「才能の無駄遣い」の克服」参照)。

現在、メジャーとされる多くのインターネットサービスでは、数多くのユーザーから無数のコンテンツを集めておきながら、その著作権を尊重せず、それに対して報酬が支払われる仕組みなどを作ってはきませんでした。結局、そうしたサービス事業者では、集めたコンテンツによって、さらにユーザーを集め、スポンサーから広告料をとるといったことが中心になってしまっています。つまり、著作権弱者は、いつまでも弱者の立場に甘んじなければならない仕組みであるわけです。弱い人たちの著作権が尊重されず、既存の著作権強者にだけ気を使うインターネットは、ある意味、「弱い者イジメ」の仕組みとも言えるかもしれません。著作権弱者は、そうした著作権軽視の風潮のなかで生きていかざるを得ず、結果として、海賊版コンテンツや著作権侵害ということにも、サービス事業者同様、無頓着にならざるを得なかったということでしょう。そうしたなかで、著作権弱者に対して、一方的に「著作権の秩序を守れ」ということの方が酷のような気がします。

SOPAの背景には、そうした著作権弱者を軽視してきた、現状のインターネットシステムの問題がある気がしてなりません。したがって、この問題の解決には、著作権弱者にも、等しく著作権が守られる仕組み、それに対して報酬が支払われるルールを作り、それを適用していくことが肝要なのではないかと考えます。

まずは、私たちなりに、そうした新しいシステムの実現を進めていきます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

竹内宿禰の魂

2011年12月07日 | 自分

竹内宿禰さんの一円札を入手しました。

そこで早速、ブログのタイトル画面にお顔を貼らせていただきました。

先人たちの魂を受け継ぐこと、歴史を作ってきた人々の思いを背負うことは、きっと我々にとって未来を作っていく大きな力になるでしょう。

私自身、竹内の人間として、できることをしていきたいと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

IZMOシステムの初デモ

2011年12月03日 | 会社

世界を大きく変えていくにあたっては、国家が変わっていく必要があると思います。そのためには、政治が変わっていく必要もあるでしょう。そういう意味で、今の世界の現状を、政治家のせいにして責め立てる心情も分からないではありません。しかし、政治だけで国家を変えていくことは不可能です。私は、あくまでも産業と政治がセットとなって、国家の姿が形作られていくのだと考えています。さらに、そのうちどちらから先に手をつけるべきかと言えば、諸々の制約がある政治より、広く開かれた自由市場で結果を出せる産業分野からであると思っています(「産業から始める理由」参照)。

そうした観点から、国家の軸となる産業を立ち上げるというのは、これからの時代において、非常に大切だと考えています。それは、高度成長時代を成し遂げた55年体制の裏側に、これを支える経団連のような戦後ベンチャー群があったことを考えれば、理解しやすいでしょう。同時に、戦後から既に60年以上も経過しているわけで、いつまでも同じ顔の戦後ベンチャー企業群で、国家の屋台骨を支えてもらおうなどというのは、少々、虫が良すぎるのではないかとも思います。

私たちは、先人たちが築き上げてくれたものを大切にしながらも、それに甘えることなく、自分たちがすべきことをしていかなければなりません。そういう意味で、私は、次の時代に国家の背骨となるような産業インフラを立ち上げなければならないと考えてきました。それを一言でいうならば、次時代インターネットインフラの構築です(詳細は(「重み付けを考慮した評価」、「インターネットのリアル化」、「携帯電話システムの強み」、「次世代インターネット」、「3次元DBと著作権」、「「ウェブで管理する」ということ」、「被害者意識を乗り越えて」、「次時代コンテンツの評価」等参照)。

そして昨日、その次時代インターネットシステムの初めてのデモを行いました。システムの名称は、「出雲の国」になぞらえて「IZMOシステム」としています。このネーミングには、国造り(「日本建国史の再考」参照)、多神教的思想(「「自分教」の薦め」参照)、神(「死んだ神より生きた神」参照)、お賽銭システム(「お賽銭モデルの提唱」参照)・・・といった日本の再建国に向けた様々な思いを込めています。今後、このIZMOシステムを通じ、インターネット本来の力を引き出すとともに、これまで米国中心に発展してきた通信やコンピューターの世界を変えていきます。このことは単に産業に限らず、冒頭に述べた世界全体を大きく変えていくことに直結していくことでしょう。

まだまだ小さな一歩ですが、昨日のシステムデモは、そんな大きな変化の始まりを感じさせるものがありました。これからが、ますます楽しみです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする