常識について思うこと

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シンボルマークのタコ

2010年06月07日 | 会社

うちの会社のシンボルマークは「タコ」です。これは名刺にもプリントされているため、初対面の方と名刺交換をする際など、この「タコ」の意味を聞かれたりすることがあります。聞かれれば、一応、それなりにお答えもするのですが、せっかくなので、この場にてその意味を簡単に整理しておこうと思います。

「タコ」には、大きく分けて、以下、3つのような意味が込められています。

1.柔軟な三次元生命体

現代社会は、高度な情報化社会でもあり、これまでの歴史のなかで、最も変化が激しい時代でもあると言えると思います。そうしたなか、企業をはじめとした組織が、変化に即応するための仕組みとして、プロジェクト制というものを採用したりしています。プロジェクト制では、既存の組織図に囚われずに、人員配置や仕事の進捗管理できるので、営利、非営利を問わず、これを取り入れている組織は、非常に多くなってきているように感じます。

しかし、新しい時代を迎えるにあたって、非常に大きなパラダイムシフトが必然であるという前提に立つと、そうしたプロジェクト制を持ってしても、十分な柔軟性やスピードを確保することができない事態が考えられます。

その問題の原因として、管理すべき組織、人、業務を二次元的に捉えざるを得ないというポイントが考えられるでしょう。それは、現在のデータベースの問題と言えるのかもしれません。実際、関連する業界では、そうした問題が提起され、改善についてもさまざまな試みがなされているようです。しかし、それでもこの問題の根本的な解決は、なかなか難しいように見受けられます。

私としては、この問題の根本的な解決には、三次元的発想が必要になるだろうと思っており、それをサポートする仕組みを作っていかなければならないと考えています。組織を如何に三次元的なイメージで捉え切れるか、そのイメージを実際の組織運営に如何に連動させていくかという点、これからの組織競争力を考える上で、極めて重要だと言えるでしょう(詳細は、「「スライム組織」の強み」、「「スライム組織」のご紹介」参照)。

シンボルマークのタコは、そうした三次元的な概念を導入することの重要性を表しています。変化に対して、柔軟かつ迅速に対応しつつ、積極的に三次元的な概念を導入することが、シンボルであるタコの意味するところであり、そうした組織こそが、パラダイムシフトの時代を乗り越えるのだろうと考えます。

2.八つ足で同時解決を実現

難しい課題に直面すると、いろいろな言い訳をしたくなるものです。そして、そうした課題を考える際、解決のための起点が見つからなかったり、複数の課題が絡み合うような状況にあって、どうしようもないという意味で、「鶏と卵」という表現を使うことがあります。当然のことながら、大きな事業を成し遂げようとすればするほど、そうした類の課題ばかりになってきます。少なくとも、何かしらの事業を成そうと思っているのならば、「鶏と卵」は、あって当然と言えるわけです。

そうした難題に向き合う人にとっての問題は、それらが「鶏と卵」かどうかではなく、それらをどのように解きほぐしていくかということです。そして、その解決のポイントは、時間をかけて二つを同時に解決するというところにあると考えます(「矛盾との付き合い方」参照)。つまり、二本の手を使って、同時に(一斉に)「鶏と卵」を解決するわけです(ここには、自分の名前である「一斉」や、社名である「イッセイ」にも通じるものがあると思っています)。

高度な事業を推進するということは、「鶏と卵」のような状況が、視界一杯に広がっているようなものです。その点、八本もの足(あるいは手)を持っているタコは、とても有利です。「8」は、横にするだけで「∞」にもなるわけで、そうした無数の手を持っているということは、それだけ多くの仕事を同時にこなすことができるということであり、多くの「鶏と卵」の問題も解決できるということにもなるわけです。

こうした視点から、シンボルマークのタコには、どんなに難しい問題であっても、それが解決するべきものである限り、「鶏と卵」などという言い訳をせず、無数の手を持ってして、同時解決を実現していくという思いが込められています。

3.宇宙人としての自覚

グローバルなどという言葉が使われるようになって、ずいぶんと経ったように思います。そして、この言葉には、地球規模的な価値観を植え付けるという意味で、とても重要な役割を果たしたのではないかと考えます。しかし、これからの時代は、もはや地球規模を超えて、宇宙規模的な価値観を築いていかなければならない時代ではないかと思うのです。

宇宙の果てを見たことすらない我々人類が、そのような価値観を築かなければならないという点、もしかすると、とても奇抜に聞こえるかもしれません。しかし、既に科学の最先端では、宇宙の果てを見据えており、それには遠からず答えを出していかなければならなくなると考えます。次の時代において、我々人類が、真剣に宇宙を考えることは、けっして突飛なことではないのです(「揺らめく現実世界」等参照)。

そして、そうなってくると、我々人類が、いつまでも「日本人」や「アメリカ人」といった国家の枠組みに囚われてはならないことはもちろんのこと、「地球人」という自覚でさえも物足りなくなることになってきます。つまり、積極的に「宇宙人」としての自覚を持たなければならないわけです(「宇宙人としての自覚」参照)。

これは単なるイメージでしかありませんが、タコと言えば「火星人」、あるいは「宇宙人」です。この点、あまり生真面目な顔をして主張するわけではありませんが、シンボルマークのタコには、そうした多少の遊び心も添えて、「我々は宇宙人であるべき」という意味を込めているのです。

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2 コメント

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それって… (Friend)
2010-06-07 19:17:54
やっぱりyouは
緑の血の宇宙人ってことですね…。
納得デス!
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血は赤です! (竹内一斉)
2010-06-07 19:28:44
Friendさん、コメントありがとうございます。

そうそう、youも私も宇宙人デース。
いやでも、だから血の色は赤だってばさっ!
返信する

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